講座を選ぶ前に【最低限】知っておくべきこと

通信講座
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行政書士は難関に分類される資格です。

初めて法律を学ぶ人であれば誰しも講座の受講を検討したことはあると思います。

多くのサイトでおすすめの講座が紹介されてはいますが、非常に重要な要素がほぼ語られいない。

講座にはざっくりと分類して3つの型があります。

  1. 試験範囲を網羅的に学習する、ガッツリ型
  2. 良く出題される範囲に絞って合格点ギリギリを狙いに行く、攻略法型
  3. 限りなく独学に近い形で、補助教材的な役割を持つ、補助型

具体的な講座を選ぶ前に、あなたにとって必要なのはどの型の学習であるのかを見極めることが最初のステップになるわけです。

ここでミスマッチが起こると、

  • 内容が薄い
  • この講座だけでは合格できない
  • 試験範囲が広すぎて全部終わらない
  • 中途半端に広く浅い知識になり点数に結び付かない

などなど、ネガティブな感想を持つことになるでしょう。

そこで、講座を選ぶ前に絶対に知っておくべき3つの型の特徴を解説。

講座の型の特徴をざっくりまとめると、

講座の型
  • ガッツリ型
  • 攻略法型
  • 補助型
特徴
  • 【費用】高 【合格率】高
  • 【費用】中 【合格率】中
  • 【費用】低 【合格率】低

最後におまけとして、岡島真の型別おすすめ講座もちょこっと紹介。

資格予備校に多い、ガッツリ型の特徴

ガッツリ型の特徴は試験範囲を網羅的学習するため、学習量、合格率、費用ともに他の型と比較しても高い傾向があります。

  1. 試験範囲を網羅的にがっつり学習
  2. 講義時間がかなり長い、150時間~300時間程度
  3. 費用は10万円~25万円が主流
  4. 比較的、合格率が高い

努力も費用も惜しまない、必勝の心意気で挑む人に向ています。

試験範囲を網羅的に学習

ガッツリ型の特徴は何といっても、試験範囲を全体的にまんべんなく学習します。

もちろん出題頻度に合わせて強弱をつけていますが、

  1. 攻略法型では学習しない分野もしっかり学習。
  2. 判例は結論だけではなく、事例・判旨にも言及。
  3. 問題演習は過去問のみならず、オリジナルや他資格からの抜粋もあり。
すべてのガッツリ型講座で上記が採用されているわけではありません。

学習内容が多いため、講義時間が長い

学習範囲を網羅的に扱うため、説明する内容も多くなります。

そのため、講義時間は長くなる傾向が顕著です。

テキストや問題集のボリュームも多い

同じく、学習範囲が広いため、テキストや問題集のページ数もかなり多くなります。

ただしテキストに関しては特筆すべきことがあります。

カバー率が高いということです

カバー率とは、その年の教材で実際に本試験に出題された内容がどの程度含まれているかをあらわした指標で、該当教材でしっかり勉強していれば正解であろう問題の割合。

高いカバー率の実例

1:アガルートアカデミー行政書士講座 (公式サイトより引用)

令和元年度の出題カバー率は93.5%!さらに記述式問題2問的中いたしました。

補足:法令科目のカバー率、他コースを含む

2:伊藤塾の行政書士講座 (公式サイトより引用)

「合格講座 本科生」で使用するテキストは、伊藤塾 法教育研究所において、毎年の試験内容を徹底的に分析・解析し、過去の試験傾向、合格者の学習内容、試験委員の動向などを融合してつくりあげています。
その結果できあがった「伊藤塾オリジナル教材」は、この教材だけで、300満点中252点を得点できる脅威の的中率を誇るテキストに仕上がっています。

補足:2018年度実績

ガッツリ型を一言で表現すると

ガッツリ型を一言ズバリでまとめると

これだけ勉強できれば、合格できる。

  1. これだけ(膨大な試験範囲をまんべんなく)
  2. 勉強できれば(正しく理解し、使える知識になっていれば)
  3. 合格(に必要な実力を得ることが)できる。

という意味です。

ガッツリ型のデメリット

ガッツリ系のデメリットとして上げられるのは

  1. 費用が高額、10万以上かかる(時期やセールで異なります)。
  2. 学習量が多いため、広く浅い知識になる恐れがある。
  3. 時間がかかる。

広く浅い知識になる恐れがある

特に怖いのが、網羅的に勉強するのは良いのですが、どれも中途半端になってしまっては厳しいのが現実です。

10の使えない知識より、1つの使える知識が必要。

なんとなくでは取れない問題が本試験では山ほどあります。

ガッツリ型で合否を分けるのは

学習範囲が広いため、中途半端な知識の山で終わるのか、
学習を完遂できるのかがガッツリ型の生命線であるといえます。

具体的なガッツリ型予備校・通信講座

ガッツリ型の講座は資格予備校に多く、一部の通信専門の講座も該当します。

具体的には

  • LEC
  • TAC
  • 伊藤塾
  • アガルート
  • リーダーズ総合研究所

などがあげられます。

(最も主力商品として考えられる講座を基準に判断しています。)

ガッツリ型まとめ

  1. 試験範囲をまんべんなく学習、学習量が多い
  2. 解説すべき事柄が多いため講義時間が長い
  3. 記載事項が多くなるため、テキスト・問題集ともページ数が膨大な量になる
  4. 講義、教材作成の時間も手間もかかるため価格に反映される
  5. 学習量が多いため、短期でのマスターは難しく、一年以上の時間をかける講座も多い
  6. 学習を完遂できれば、合格に十分な実力はしっかり得られる

合格点ぎりぎりを狙う、攻略法型の特徴

学習範囲を頻出分野に絞り、価格と講義時間を下げたコスパの高い講座です。

  1. 学習範囲は頻出分野が主
  2. 講義時間は100時間未満が主
  3. 価格は10万円以下が主
  4. 合格率は独学よりはるかに高く、予備校よりは低い。未発表の講座も多数

攻略法型の通信講座は価格も高価ではなく、上手に活用すれば優れたコストパフォーマンスを発揮してくれます。

学習範囲は有名・頻出論点に絞って学習

攻略法型は、学習範囲を合格点がギリギリとれる範囲にまで絞っています。

  1. 学習量はガッツリ型の半分程度
  2. 頻出分野に特化し、低頻度は軽く触れる、または扱わない。
  3. 問題演習は主に過去問のみ
すべての攻略法型講座に当てはまるわけではありません。

勉強範囲がガッツリ型に比べてかなり少ないため、初学者や勉強に不慣れな人でも合否を争うレベルまで無理なく継続できる可能性が高い。

学習範囲が絞られているため講義時間が短い

講義時間はガッツリ型と比較すればかなり削減されています。

主流は総合講座で100時間程度

テキストは要注意

攻略法型の講座の中にはパソコン・スマホ・タブレットなど端末で完結するものもあります。

冊子テキストが存在しない、または自分でPDFをプリントする。

講座によっては市販のテキストを使用する講座もあり、事前のリサーチが必須です。

読むだけのテキストに価値はないと考えます。

個人的な意見ですが、テキストは書き込み、挟み込みを重ねて自分とともに成長する相棒です。よって、冊子媒体でないテキストを私がおすすめすることはありません。

ただし、電子テキストであっても書き込みや注釈が入れられるのであれば冊子と同じであると考えています。

攻略法型を一言で表現すると

攻略法型の講座を一言でまとめると

良くも悪くも合否を争うラインまで。

  1. 良くも(学習範囲が絞られており、短時間でそれなりの実力が得られる)。
  2. 悪くも(合格に必要なぎりぎりの知識量なので、ド忘れやうっかりミスで終わる。運の影響も強い)。
  3. 合否を争うラインまで(学習完遂できれば、辛勝か惜敗レベルには行ける。が、そこから先は+αが必要)

という意味です。

攻略法型のデメリット

攻略法型のデメリットとして上げられるのは

  1. 出題傾向が大幅に変わると歯が立たない可能性がある。
  2. 本試験ではミスが命取りになる。
  3. 捨て科目を作れない。
  4. 合格レベルの実力が付くと、内容が薄い、物足りないと感じ、損した気分になる。
  5. 人によっては何年も惜敗する。

学習範囲を大きく絞っている分、合格ぎりぎりの知識量です。

そのため、本試験ではちょっとしたミスで結果が大きく変わり、苦手分野を捨ててしまうこともできません。

内容が薄い、物足りないと感じ損した気分になる。

特筆すべきは、内容が薄いや物足りない。

講座だけでは合格は難しいという意見があります。

合格者の感想としては正しい意見です。

ですが、勘違いしないでいただきたいのは、内容が薄い、物足りないと感じるレベルまで持ってくるのが攻略法型の仕事です。

ぎりぎり合格できましたが、内容的に物足りないです。

このような感想は、攻略法型の講座にとってほめ言葉であるといってよいのです。

攻略法型の具体例

攻略法型は主に通信講座でよくみられる型であり、具体的には

  • フォーサイト
  • 資格スクエア
  • u-can(講義なし)
  • スタディング←(補助型?調査中)

など、資格予備校もコースによってはこの型を採用している場合もあります。

攻略法型講座のまとめ

  1. 学習範囲がかなり絞られている。
  2. 講義時間も短め。
  3. よって、反復学習がやりやすく狭いが深い知識になりやすい。
  4. テキストが電子オンリー、市販教材の講座もある。
  5. 価格は中価格帯と呼ばれる10万未満が主流。
  6. 当落線上まで効率的に連れていくのが攻略法型の仕事、そこから先は自分次第。

補助型の特徴

講座を主な学習ツールにするのではなく、基本的には市販の教材で独学をしながら、超重要論点だけピックアップされている講座。

  1. 学習範囲は頻出分野の中でも特に重要な部分
  2. 講義時間はかなり少ない
  3. その分価格も圧倒的に安い
  4. 基本的に独学を補助するもの、合格率を期待してはいけない。

純粋な独学より高い学習効率を出してくれますが、頼りすぎると自滅。

良くも悪くも補助であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

おまけ、型別おすすめ講座

行政書士通信講座に大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれに長所・短所があることはイメージしてもらえたと思います。

でも、結局どれがいいピヨ?

最後に、私のおすすめ講義を提案させてもらいます。

ガッツリ型のおすすめ講座

ガッツリ型の私のおすすめは

法律系資格では知らぬものはない超有名予備校伊藤塾。

わかりやすさは最高クラス、ガッツリ系の中でも最もマッチョなアガルート。

伊藤塾

言わずと知れた、信頼と実績。

ガッツリ型の本科生はもとより、攻略法型の短期講座も開講とバリエーションが豊富。

独学生でも模試は受けておくことを強くおすすめ。

行政書士 公開模擬試験

アガルート

講義のわかりやすさと、ボリュームは業界最高峰。

どのくらいわかりやすいのか?

アガルートの行政書士講座で何も知らない妻に記述式過去問に挑戦してもらいました。

アガルートの行政書士講座についてはこちら詳しく触れています。

攻略法型のおすすめ講座

攻略法型の私のおすすめ講座は

教材・講義とも高いレベルでまとまっており、わかりやすく丁寧な講座が魅力のフォーサイト。

IT×脳科学、新時代の学習法で業界を席捲、資格スクエア。

フォーサイト

私にとって出会い方が悪く、いいイメージは抱いていなかったフォーサイトでしたが、調べれば調べるほど鳥肌が立つような感覚を覚えました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

資格スクエア

資格スクエアと言えばなんといっても、未来問。

無料で配布されていますので、行政書士受験生には全員利用してもらいたい。

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