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アガルート行政書士講座の高すぎる合格率は嘘なのか!?

※広告を含みます
通信講座
この記事は約18分で読めます。

令和になりがぜん人気が高まってきたアガルートアカデミーの行政書士講座。

合格率が異常に高いことは有名です。

 アガルート合格率一般合格率
平成2965.5%15.7%
3046.7%12.7%
令和172.7%11.5%
267.2%10.7%
342.1%11.8%
456.1%12.1%

どう考えても高すぎぴよ。何か、からくりがあると思うのが自然ぴよ。

試験に限らず、ビジネス・芸能界なんかでも飛びぬけた実績は邪推を生むのが常。

アガルートの高すぎる合格率は嘘なのか?について詳しく解説していきます。

結論

アガルートの高すぎる合格率は(高確率で)事実

  1. 嘘でもなければ、意図的に数値を作り出しているわけではない。
  2. しかし、どうしても少々高くなりやすい仕組みでしか合格率は計測できない。
    可能な限り実態に近づけるための努力は見て取れる。
  3. 誤解と勘違いが多い。
    ・受講生全員の合格率は無意味。
    ・合格率は受験して受かった人の割合であるという、ごくごく当たり前の事実を忘れていませんか?

最新の合格率は公式サイトで(例年通りならば令和4年度分は4月ごろ公開されるはず)。

✅アガルートがどのような講座なのか、詳しく知りたい方は以下の記事をよく読んでから、この記事を読むと「そりゃそうだよな」となるはずです。

✅また、他の予備校・通信講座も含めた合格実績は

【18社比較】行政書士講座の合格率・合格者数はどのくらい?

にて、まとめています。

(かなりの量ですが)合わせてご覧ください。

 

  1. 予備校・通信講座の合格率を比較
    1. 合格率を公表しているのは3社だけ
    2. では、3社の合格率は?
    3. LECの合格率
    4. アガルートとフォーサイトはアンケート方式
      1. フォーサイトの集計方法はアンケート
      2. アガルートの集計方法もアンケート
        1. アガルート行政書士講座の合格率集計対象となる講座は!?
    5. アガルートの集計を簡単にまとめると
  2. 正確な合格率を算出することは非常に困難
    1. 全受講生の行動を正確に集計することはできない
    2. では、どのように実績は公表されるのか?
      1. 受験生の最も知りたい情報、合格率を出せるのがヒアリング形式。ただし、リスクもある。
      2. 実績の悪い年もある
      3. ほとんどの講座は非公開
      4. 合格者数だけを見てもわかならない
  3. なぜアガルート行政書士講座の合格率は高すぎるのか?
    1. アガルートの行政書士講座の合格率は平均しても、高い。しかし「高過ぎる」とまでは言えない。
      1. アガルートが高すぎるのではなく、2020年のLECが低い
      2. 予備校型講座の合格率が60%であったとしても、高すぎるとまでは言えない。
    2. アンケート形式のため多少はどうしても合格によりがち
    3. そもそも、分母(受講生が)多くない
    4. 結果に見合うだけの内容と受講生の努力
      1. 仮に、司法試験受験生・司法書士合格者の行政書士合格率が90%あったとして誇張だと思いますか?
    5. 合格率が独学<要点集約型<予備校型になっても不思議はないですよね?
  4. まとめ

予備校・通信講座の合格率を比較

合格率を公表しているのは3社だけ

比較といって、いきなりなんですが、合格率を明示しているのはたった3社にとどまります。

受験生が最も気になる数字のはずなのになんで3社しか合格率出さないピヨ?

ある程度有名どころだけでも20社近くあるうえに、個人や諸規模の塾や予備校含めたらかなりの数になりますが、(私の知る限り)公表しているのは3社だけ(2023年2月時点)。

なぜ、多くが合格率を出さないのかの理由は後ほど詳しく話します。

まずは、公表している3社の合格率を見ていきましょう。

では、3社の合格率は?

公式サイトで2023年2月の時点で確認できる最新版と、私が過去記事にて記録していた、当時の各社公式サイトに明示されていた合格率。

アガルートフォーサイトLEC一般合格率
201765.542.865.715.7
201846.737.3未記録12.7
201972.742.6未記録11.5
202067.241.345.710.7
202142.138.053.811.8
202256.154.148.812.1

問題の肝になるのは合格率の算出方法。

算出方法はフォーサイトとアガルートがほぼ同じで、LECはかなり特殊。

まずは特殊なLECから見ていきましょう。

LECの合格率

資格予備校といえばLEC。

知らない人はほぼいないであろう超有名予備校です。

LECの合格率は48.8%(2022年度)

なのですが、公式サイトの合格率のページをよく見てください。

注意書きがあります。引用させていただきます。

※2022年度パーフェクトコース・パーフェクトコースSP(合格に必要なインプット講義・演習・模試をパッケージ化した商品)を申し込まれた方のうち、コース内に含まれる模試3回全てを受験し、いずれか1回でも模試の得点が180点以上を超えた方の合格率です。

※2023年3月31日時点の情報です。

出典:https://www.lec-jp.com/gyousei/reason/

模試3回全てを受験した方のうち、いずれか1回でも模試の得点が180点以上を超えた方を指します。

え!?模試3回のうち一回でも合格点をとれた人ピヨ!??

 

これを本試験の合格率と比較するのは無理がある。

簿記やFPと違い年に3回受験できるならわかる話ですが、行政書士試験は年に一度しかない試験です。

ただ、LECの模試、難しいです。

合格点を出せる人たちは、実力者であるといえ、それなりの結果を出せているはずです。

でも、なんでこんな回りくどい計測方法になるピヨ?
ズバッと、講座受講生の本試験合格率は○○%と出せばよいピヨ

なぜ受講生の本試験合格率をズバッと出せないかの話は、次の2社を見てからのほうがわかりやすい。

アガルートとフォーサイトはアンケート方式

この2社は計測の仕方がほぼ同じ。

ともに、アンケート形式。

フォーサイトの集計方法はアンケート

フォーサイトの行政書士講座公式サイト より方式を引用させていただきます。

本試験・合格発表後に実施している「受講生アンケート」を集計したデータを公開します。合否や満足度の高低を問わずAmazonギフトコードを差し上げていますので、公平な集計結果となっています。

※2021年試験 弊社行政書士講座の集計結果になります。

出典:https://www.foresight.jp/gyosei/enquete/
 
注)2022年度フォーサイト合格率54.1%は前年までのものと異なり、なぜかバリューパック2の受講者実績に限定されています。
 

アガルートの集計方法もアンケート

アガルートの公式サイトからも同様に引用させていただきます。

【令和4年度行政書士試験】受講生アンケート

アガルートアカデミーでは,行政書士試験の有料講座を受講され(※2022年以前で受講年問わず),令和4年度本試験に受験申込をされた方を対象として,合否確認を含む簡単なアンケートを実施しております。
お答えいただいた方には,もれなくAmazon(R)ギフトコード1,000円分を進呈致します。
所要時間は2分ほどですので,ぜひご協力ください。
アンケートの回答は,2023年1月25日~2023年2月15日23:59までとさせていただきます。

出典:https://www.agaroot.jp/gyosei/hearing-2/

令和4年度に関しては、対象が

  1. (年度問わず)有料講座の受講
  2. 令和4年度の行政書士試験に申し込みをした

ポイントは

  1. 過去の受講生も含まれている。
  2. 受験ではなく、受験申込
アガルート行政書士講座の合格率集計対象となる講座は!?

令和4年度のアンケートは「有料講座の受講生」ですが、では有料講座とは何を指すのでしょうか?

令和4年度には明記はありませんが、過去対象講座を明記していました。

以下は令和2年の合否アンケート対象講座一覧です。

・2020行政書士試験 入門総合講義
・2020行政書士試験 入門総合カリキュラム/ライト
・2020行政書士試験 入門総合カリキュラム/フル
・2020行政書士試験 演習総合講義
・2020行政書士試験 演習総合カリキュラム/ライト
・2020行政書士試験 演習総合カリキュラム/フル
・2020行政書士試験 速習カリキュラム
・2020行政書士試験 短答過去問解析講座
・2020行政書士試験 記述過去問解析講座
・2020行政書士試験 直前対策パック
・2020行政書士試験 総まくり記述80問攻略講座
・2020行政書士試験 総まくり択一1000肢攻略講座
・2020行政書士試験 模擬試験
・2020行政書士試験 文章理解対策講座
・2020行政書士試験 逐条ローラーインプット講座
・2020行政書士試験 「START UP判例」解析講座
・2020行政書士試験 一般知識強化講座

カリキュラムのオプションで単体販売がない豊村ゼミ・マンツーマンコーチングは除外。

黄色の着色した講座は、直前期講座等の単科講座です。

無料公開講座以外、(当時は)すべてが含まれています。

有料講座の中身は同じという解釈でよさそうです。

アガルートの集計を簡単にまとめると

アガルートの合格率の集計方法をまとめると以下になります。

  1. 講座を受講し、
  2. 本試験に申し込み、
  3. かつアンケートで合否の返答

この3つの条件を満たした人の合格割合ということです。

✅講座の受講には、直前期講座などの単科講座も含まれている。

✅不合格でもアンケートに返答するメリットは十分にある。

ここまで見れば、

成績上位者だけを対象にしているわけではない
意図的に、合格者だけが積極的に返答したくなるような仕様で実施したとは言えない

ちなみに、フォーサイトのアンケート対象講座は

基礎講座
過去問講座
バリューセット1(基礎+過去)
バリューセット2(基礎+過去+直前対策)
バリューセット3(基礎+過去+直前対策+答練)

であり、直前対策講座 やペースメーカー答練講座 といった単科講座の受講生は含んでない(2020年当時、2023年2月時点で対象講座の明記なし)。

最新の情報は公式サイト該当ページで要確認。

フォーサイト受講生アンケート・試験結果

では、なぜアンケートといったまわりくどい方法をとるのでしょうか?

正確な合格率を算出することは非常に困難

では、なぜたった3社しか合格率を公表しないのでしょうか?

また、模試で180点超えた割合やアンケートでの集計といった、ややこしい手法になるのでしょうか?

シンプルに「正確で緻密な集計ができない」からだと考えられます。

 

全受講生の行動を正確に集計することはできない

 令和2年元年
合格率(申込者含む)8.14%8.72%
合格率(受験者)10.7%11.5%

下の黄色で着色した数字がみなさんご存じの行政書士試験の合格率です。

では、上のピンクはというと、これも同じく本試験の合格率です。

上は、申込者に対する合格者の割合。

下は、受験者数に対する申込者の割合。

「行政書士の令和4年の合格率は12.1%です。」

と、一般的には受験者数に対しての割合で話しますよね?

であれば、講座の合格率も受講生の中で実際に受験をした人だけを対象にしないとおかしいわけです。

では、どうやって実際に受験をしたか、合否はどうであったのかを特定するのでしょうか?

無理ピヨ。通学ならある程度の正確性で把握できるかもしれないピヨが・・・・。

報告義務はありません。

さらに、試験から発表まで2か月以上あり、合否にかかわらず次に向けて動いている人が多い中で、受講生の結果を完璧に集計して計上するのは不可能ではないでしょうが、非常に難しいといえます。

では、どのように実績は公表されるのか?

とはいえ、実績の公表は企業側からすれば集客の肝中の肝。

何らかの形で実績のアピールは試験関係のみならず、日常あらゆるところにあふれています。

  • モンドセレクション金賞受賞
  • 3年連続売上日本一
  • 顧客満足度93%

とか、よく聞きませんか???

ほかにも街中を散歩するだけで山ほど見かけます。

範囲を教育系に絞ってみると、主に3つのパターンがあります。

  1. 合格発表後のヒアリング
  2. 申告数で合格人数として公表
  3. 収集すること自体を放棄、または実績を非公開

受験生の最も知りたい情報、合格率を出せるのがヒアリング形式。ただし、リスクもある。

行政書士受験界ではアガルートやフォーサイトが採用している。

アンケートはこれに該当します。

例えば、(現役生の)大学入試であれば高校側はヒアリング形式であっても正確な数値は取れるのです。

しかし、報告義務のない資格試験では合否にかかわらず、回答しない層がかなりの割合で出ることも確かです。

むしろ、回答しない層のほうが多いのです。

さらに、回答者側に合格だと報告しやすく、不合格だと報告しにくいという心理が働くのもまた事実。

 

その心理を緩和すべく、ギフトコードのプレゼントという施策をしている点は、

完璧な数値は取れなくても、可能な限り正確な数値に近づけたい。

という意図だと考えます。

なぜかといえば、

ここ重要

資格試験など、報告義務のない合否のある試験において、ヒアリングは合格率を出せる数少ない手法の一つである。

受験生が最も知りたいであろう情報、【合格率】を算出するためにリスクを承知で採用している。

といえるからです。

リスクというのは、高すぎれば嘘だとか誇大広告だとかいわれ、低いと受講生が集まらない。

企業側からすれば、あまりメリットのない公表の仕方なのです。

故に、実績自体を公開していない企業が圧倒的多数なのだともいえる。

もちろん、答えたくない人も多くいるはずです。

完璧に正確ではないのは事実でしょうが、嘘だとも言えません。

実績の悪い年もある

  • アガルートの平成30年度の合格率は46.7%
  • フォーサイトの令和元年度の合格率は46.2%

と年度は違えどほぼ変わりません。

ですが、フォーサイトの価格はアガルートの半額以下。

講義ボリュームはアガルートの30%程度。

フォーサイトのような低価格、低ボリュームな講座を私は系講座と呼んでいます。

詳しくは、講座を選ぶ前に【最低限】知っておくべきことを見てください。

価格が半分で結果がほぼ変わらないならどちらが選ばれるかは明らかです。

翌年、アガルートは72.2%という驚異の合格率をたたき出すわけですが、この年はかなり受講生が減っていたのではないかという推測もできます。

分母が少ないためブレ幅が大きくなった。
少しの差が多くな割合の差になってくる。

結果として業界ではありえないびっくり合格率が登場した。

という可能性も十分にあり得ると思いませんか?

30年46.7%、

元年72.2%

と幅がすごい。

もし、数値を都合のいいようにいじっているのであれば、逆にここまで差をつけてしまうことの方がリスクが高い。

実際(ごく一部であるが)、「嘘だ」とか「都合のいいように選別している」などと言われているわけですから。

2021年アガルートの合格率が42.1%と落ち着いたのは、受講生が爆発的に増えたため。

2021年は3年前と比べ受講者数3.14倍と爆発的な人気。

ほとんどの講座は非公開

合格率を出しているのは、私が知る限り3社だけです。

では、ほかの企業がどのように実績を公表しているかといえば、合格者数か非公開。

合格者数は申告であり、アンケート同様一定割合返答しない層はいます。

ただ、信頼性は高い。

仮に合格者が100名の場合、100名より合格者が多い可能性はありますが、少ない可能性はない。

とはいえ、行政書士受験界で見れば合格者数も採用している企業も少なく、多くは非公開。

合格者数だけを見てもわかならない

たとえば、

A社 2019年合格者数 149名 価格206,000円
B社 2019年合格者数 215名 価格63,000円

これどちらも、実在する有名な行政書士講座なのです(合格者数・価格は当時のもの現在とは異なります)。

どちらが良いと思いますか?

わからないが正解です。

 

社名は伏せますが、

A社はLEC、伊藤塾と並ぶ有名老舗予備校、

B社は通信のパイオニア、誰でも知っている通信講座。

分母が不明であるということは、選ぶ側から見れば怖い。

  • 2000人の中の215人なのか、
  • 4000人の中の215人なのか、
  • 200人の中の149人なのか、
  • 400人の中の149人なのか、

分母で全然印象が変わりますよね。

だから、受験生側の視点で見れば、合格率を表示してくれるのはすごくありがたい。

なぜアガルート行政書士講座の合格率は高すぎるのか?

長くなってきましたので、ここまでの話をまとめます。

  1. 行政書士講座で合格率を公表しているのはわずか3社のみ
  2. 集計の方法は2社が合格発表後のアンケート、1社は自社模試。
  3. 回答は任意であるものの、不合格者にも回答するメリットは十分ある。
  4. アンケート対象講座は有料講座。
  5. 合否報告義務がない資格試験ではヒアリング形式でないと合格率を出すのは難しい。
  6. 合格率は受験生が最も知りたい情報。
  7. 反面、合格率は企業側にはリスクの高い指標。
    大多数の講座で合格率・合格者数共に非公表

ではなぜアガルート行政書士講座はこれほどまでに合格率が高いのでしょうか?

✅ 実は特別飛びぬけて高いわけではない。

✅ 分母が少ないため、ブレ幅が大きい。

✅ 結果に見合うだけの、内容と努力。

ちょっと待つピヨ。

アガルートの合格率は最大で72.2%ピヨ。

飛びぬけて高いわけではないとは、とんでもないこと言いだしたピヨよ。

確かに72.2%は高過ぎる。

ですが、60%程度であれば、高すぎるとは言い切れない。

そして、身も蓋もない話ですが、予備校系の合格率が低くては存在価値がないのです。

アガルートの行政書士講座の合格率は平均しても、高い。しかし「高過ぎる」とまでは言えない。

仮に、受講者数が毎年一定であるとすれば、

アガルートが公表している合格率は

  • 2021年42.1%
  • 2020年67.2%
  • 2019年72.7%
  • 2018年46.7%
  • 2017年65.5%

ですから、平均合格率58.8%になります。

行政書士試験の合格率はおおむね10%ですので、この数字が高すぎるのかが問題。

  1. そもそも、2020年のlecの模試は難しすぎて話題になった。
    そのため2020年は低い(45.7%)ものの、2017年65.7%と高い。
    2021年は53.8%
  2. 全体的に予備校型講座の合格率は高い。
  3. アンケート形式での集計であり、対策は講じているものの多少合格によりがちな心理が回答者側に働く。

アガルートが高すぎるのではなく、2020年のLECが低い

最初に話しましたが、LECの合格率は自社模試です。

2020年の秋口に模試の点数が厳しすぎるて自信を喪失する人がかなりたくさんいました。

2020年のLECの模試が難しすぎたのです。

とはいえ、45.7%は低すぎるとも言えません。

予備校型講座の合格率が60%であったとしても、高すぎるとまでは言えない。

 

要点集約型講座の合格率が40%程度で、誇大広告だとか言いますか?

もし仮に、要点集約型講座の合格率40%が適正であるとすれば、

要点型の倍以上の価格である予備校型講座が、同程度の結果しか出せないのであれば、とっくに淘汰されているのが市場経済ではないですか?

現に、複数の企業が行政書士講座から撤退しています。

であれば、60%程度の合格率は高いですが、高すぎるとまでは言えない。

アンケート形式のため多少はどうしても合格によりがち

回答者全員に、プレゼントを配布するなど、できうる限りの対策は講じていることは先にも触れました。

ですが、それでもなお合格側に少しは傾いてしまう側面は否定できません。

だったら、超厳しく見積もって50%程度だと思えばよいだけです。

それでも驚異的な数字であることには変わりありません。

そもそも、分母(受講生が)多くない

分母が小さいと確立や割合の%が大きく変化する。

例えば、合格者が10人増えたとしましょう。

  • 100人の中では10ポイント増加。
  • 10.000人の中では0.1ポイントしか増加しない。

合格率72.7%を記録した2019年当時は、受講生の数がそこまで多くないため、ちょっとの結果が大きく数値を動かした。

2017年より前の話ですが、「アガルートって知ってる?」

アルガード?目薬がどうした?という、小ネタがあるくらい知名度は高くありませんでした。

今では、爆発的人気誇る行政書士講座であり、知らない人の方が少ない。

とはいえ、今でも「アルガード 行政書士」と検索窓に打ち込む人がいます。

結果に見合うだけの内容と受講生の努力

勘違いをしてはいけないので何度でも言います。

受講した全員の半数が合格するわけではありません。

あくまで受講して、勉強をして、受験をした人の結果であることだけは忘れないでください。

受講しても、受験しなければあなたの合格する確率は0%です。

そして、必死でくらいついていけば金額に見合った結果を得られる可能性は、独学とは全く異次元の高い確率になります。

ある人はアガルート行政書士講座をこのように評価しました。

「チートである」

とチートとはゲーム用語で、プログラム上で想定されていないずるい行為・反則・不正改造といった意味です。

反則だといってよいほど充実した教材と講義である。

という意味ですね。

ただし、いくら反則レベルの講座を受けても、受講生の努力なしにこれだけの合格率をはじき出すことは不可能です。

仮に、司法試験受験生・司法書士合格者の行政書士合格率が90%あったとして誇張だと思いますか?

行政書士試験を受けている司法試験受験生や司法書士合格者は一定数います。

彼らの合格率が仮に90%を超えていたとして、誇張だと思いますか?

ちょっと高いような気もするけど妥当ピヨ。

一般知識の足きりで少しは不合格になる可能性はあるピヨ。

では、なぜ彼らは受かって当然の存在なのでしょうか?

ごく当然の答えですが、一般の受験生である我々よりも何倍も時間も費用も投下して法律を学んできた。

ただそれだけの話です。

リスクなくして成功なしの法則は行政書士試験であっても当てはまる。

一部の秀才を除けば、時間と費用を投下した総量が多いほど有利だという、至極当然の話。

合格率が独学<要点集約型<予備校型になっても不思議はないですよね?

今日この瞬間から、今年度の本試験までの残りの時間はだれしも平等です。

では、あなたが合格するための確率を上げるために何をすればよいのでしょうか?

やれることはたくさんあると思いますが、上位10%に入らないと合格は難しい試験です。

制度的には絶対評価の試験ですが、相対評価の側面がかなり強いためです。

  • 費用をかければ合格できるとは言いません。
  • ですが、費用をかけたほうが確率が上がるのもまた事実。
  • 独学より要点型講座を受講したほうが確率は上がり。
  • 要点型講座よりも予備校型講座で勉強したほうが確率が高くなる。

不思議でも、珍しい話でもなんでもありません。

もし、要点型の合格率が適正だといえるのであれば、アガルートの合格率は確かに高いですが、高すぎるとまでは言えません。

まとめ

  1. 行政書士試験で合格率を公表している企業は3社しかない。
  2. アガルートとフォーサイトの集計方法はほぼ同じ、
  3. 違いは、アガルートは単科講座の受講生、模試も対象に入れている。
  4. 集計方法は合格率を出すのであれば、適切な方法であり、不合格者もアンケートに答えるメリットはある。
  5. 社内で数字をいじっている可能性を疑う人もいるかもしれないが、操作しているならもっとうまく運用するだろう。
    46.7%の翌年が72.2%は極端すぎる。
  6. 合格率が極端なのは(当時の)受講生が少ないと考えるほうが自然、分母が少ないためちょっとの差で%は大きく変わる。
  7. 合格率の公表は企業側にすればリスクを伴う。だが、受験生から見ればどうしても知りたい情報。
  8. アガルートの平均合格率は58%、高いが高すぎるとまでは言えない。
  9. アガルートの合格率が嘘や誇大広告だという様子は見て取れない。
  10. ただ、どうしてもやや合格寄りになりやすい集計方法のため、超厳しく見積もって50%だと思っておけば問題ない。
  11. 50%でも驚異の数字である。
  12. 勘違いしてはいけないのは全受講者の合格率に意味はない。
  13. 受験した受講者に限定しなければ、合格率は意味を持たない。

✅アガルートの行政書士講座をもっと詳しく知りたい方へ

アガルート行政書士講座(公式サイト)

アガルート行政書士講座の評判や口コミをぶった切る

でも、非常に詳しく解説しています。

✅合格率の謎が解けたので、安心して申し込むのなら

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3月以降から勉強をスタートする人は

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がそれぞれおすすめです。

  • 基本的に市販所で独学がメインだけど、ちょっとだけ補助してほしい。
  • アガルート受けたいけど、金額的どうしてもきつい

という方はキックオフ行政書士(こちらは格安講座)

確かに、格安講座ではありません。

ですが、非常にコスパに優れ、充実した内容の行政書士講座です。

そして、実績に関してもこの記事をしっかり読んでくださったあなたであれば納得できたのではないでしょうか。

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