行政書士講座はたくさんあり、結局どこが良いのかわからない。
超おすすめの講座をズバリと紹介します。
もちろん、理由があってのおすすめできる講座です。
そこら中に散見される、根拠不明なランキングや、でっち上げではありません。
この記事でわかること
- おすすめの行政書士通信講座をズバリ
- 講座選びの重要な要素
- 重要な要素を軸に行政書士講座を比較
- 結論
本題にはいる前に、簡単に自己紹介させてください。
- 岡島真といいます。
- 経済学部卒で法律初学者。
- 本試験当日の夜には合格を確信、叫び声が家の外にまで響いていたそうです。合格通知はこちら。
- マーケティングや各種スキル向上のアウトプットとして当ブログを運営しています。
✅おすすめの行政書士講座はこれだ!
- ガッツリ型:アガルートアカデミー行政書士講座
:伊藤塾行政書士講座 - 攻略法型:フォーサイト行政書士講座
:資格スクエア行政書士講座 - 補助型:スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】
✅講座選びの5大要素
- 合格率またはカバー率を公開しているか
- コストパフォーマンスが高いか
- テキストは紙媒体、製本化されているか
- 情報発信を積極的に行っているか
- 主観や直感こそが大事、客観性という名の都合の良い言葉はいらない
なぜこれらが大事なのか解説したうえで、
✅講座選びの要素について比較して検討
おすすめの行政書士講座はこれだ!
まずは最初に結論ズバリ
おすすめの行政書士講座はこちら
- ガッツリ型:アガルートアカデミー行政書士講座
:伊藤塾行政書士講座 - 攻略法型:フォーサイト行政書士講座
:資格スクエア行政書士講座 - 補助型:スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】

ガッツリ型、攻略法型、補助型って何ピヨ??
行政書士講座はどれも同じではありません。
各講座の特徴を分析すると、大きく分けて3つの分類に分かれていることに気が付きます。
- ガッツリ型・・・試験範囲を網羅的に学習
- 攻略法型・・・・学習範囲を頻出分野に絞り、学習量を削って効率的に学ぶ
- 補助型 ・・・・攻略法型よりもさらに範囲を絞り、メイン教材ではなく補助的な利用法で効果を発揮するであろう講座
講座を選ぶ前に【最低限】知っておくべきことで詳しく解説しています。
ガッツリ型おすすめの行政書士講座
ガッツリ型でおすすめの講座は
アガルート行政書士講座の特徴と魅力
通学と同様かそれ以上のボリュームと品質を誇るのがアガルートアカデミーの行政書士講座。
アガルートアカデミーの行政書士講座の特徴は
- 業界最高峰の合格率72.7%(令和元年度)
- カバー率93.5%の網羅性
- 業界屈指の講義時間
- 行政書士受験界では超有名なカリスマ講師の丁寧でわかりやすい講義などなど
アガルート行政書士講座に関して詳しくはこちら。

一気に全部読むのはしんどい分量です。
ブックマークして少しずつ読んでください。
伊藤塾行政書士講座の特徴と魅力
法律系資格と言えば伊藤塾と言われるくらい知名度と実績があるのが伊藤塾。
アガルート同様、ガチ勢(法学経験の有無ではなく、なんとしても合格するという信念を持ち本気で勉強に向かっている人たちのこと)向きの講座です。
受験対策の内容が充実していることは当然として、伊藤塾の理念は「合格後を見据える」ことで、実務講座や実務的な情報も豊富であるのが特徴。
- 合格率は不明であるが、2019年度100名近い合格体験記が公式に記載。(一般的に提出率は高くないためかなりの数の合格者がいると推察される。)
- カバー率、252/300点(2018年実績)
- 無料カウンセリングなどサポート体制も充実
- 高い実績と品質を誇り安定感は抜群。
- 高めな価格がデメリット

アガルートの豊村先生がせわしなくて合わない、と思った方は伊藤塾がおすすめです。
- 志水先生のパワフルだけど、落ち着きのある講義
- 平林先生のさわやかで聞き心地が良い講義
- 森先生のコミカルでテンポの良い講義
一年近く付き合うことになる講師ですので、自分に合うか、合わないかは割と重要な要素になります。
攻略法型でおすすめの行政書士講座
学習範囲を絞り、合格点ギリギリを目標に効率の良い学習が特徴の攻略法型講座。
おすすめは
フォーサイト行政講座の特徴と魅力
フォーサイトの行政書士講座はとにかくわかりやすく、基本を丁寧に習得できるのが強みです。
特に法律を始めて勉強する人、続けられるか心配な人におすすめできる講座です
フォーサイトの特徴は
- 合格率42.6%(令和元年)
- 内容を合格に必要最低限まで削っているため学習完遂しやすい。(ガッツリ系の半分程度)
- テキストの見やすさ、わかりやすさが別次元(個人的には中学校の社会科の教科書のイメージをもちました。)
フォーサイト行政書士講座に関して詳しくは
資格スクエアの特徴と魅力
満点より合格点を合言葉に、フォーサイトよりもさらに学習範囲を削って、もはや骨だけといってもよいくらい削りに削ったのが資格スクエアの行政書講座。

こんなに少なくて大丈夫ピヨ?
もちろん、相応のリスクはあります。
ですが、分量が少ないことは必ずしもデメリットではなく短期間で反復が可能であり、細いけどおれない知識の芯を作ることができる講座です。
- テキスト一冊、問題集一冊
- 講義時間、基礎講座(約45時間)、過去問講座(約10時間)
- 合格率は年度ごとのぶれが大きいため非公開
- 特筆すべきはAIが出題予測した未来問
資格スクエアで特筆すべきは未来問です。
AIが過去問を分析して出題予測をするのですが、他資格で的中率が合格水準を超えたことはニュースなどでご存知の方も多いと思います。
未来問についてはこちらで詳しく紹介しています。
【無料配布あり】資格スクエアの予想問題、「未来問」が凄すぎる。
補助型はオンスク
補助型の講座は私の知る限りオンスクのみです。
文字通り主たる教材としてではなく、キャッチコピーのように隙間時間の有効活用が魅力です。
その分、価格破壊的な安価で提供されていることが特徴です。
オンスクに関して詳しくはこちら
講座選びの5大要素

おすすめの講座の理由が知りたいピヨ。
私が講座を受講する際に特に重要だと思う点が5つあります。
- 合格率またはカバー率を公開しているか
- コストパフォーマンスが高いか
- テキストは紙媒体、製本化されているか
- 情報発信を積極的に行っているか
- 主観や直感こそが大事、客観性という名の都合の良い言葉はいらない
攻略法型は合格率、ガッツリ型は合格率またはカバー率を公開しているか?
受験生が一番知りたいことですよね。

この講座を受けたら自分はきちんと合格に必要な知識が身に付くか具体的な数字で知りたい、ということです。
✅攻略法型は学習範囲を絞り、その分を価格に反映して、比較的安価で質のいい学習を提供するわけです。
しかし、合格率や結果が見えないと「そもそも攻略できているかわからない」と思うのは自然なことです。

カバー率が公開されていると、安心して学習に集中することができます。特に9月以降の直前期は心理的な不安から手を広げてしまいやすいですが、教材への信頼を数字で明示してくれていると安心感が持てます。
(補足)
✔合格率は特に算出の仕方で変化が大きい数字です。
✔本試験では現場思考型の問題も一定数出題されますので、カバー率100%は不可能です。
コスパはよいか?
これは誰しも重視していることではないでしょうか?
ですが、コスパをどう考えるかは非常に難しい問題です。
通学が最もコスパが悪いことになります。
ですが、不合格になるリスクは段違いで独学が高いわけです。

不合格のリスクの減少をお金で買うのが講座だとすると、ここでいうコスパとは講義一時間当たりの単価だと仮定します。
ただし、製本版のテキストか電子版のテキストかでも費用はかなり変わります。
テキストは紙媒体、製本化されているか?
メインテキストは絶対に紙媒体がおすすめです。

このIT時代に何言ってるピヨ。
時代錯誤でも、偏屈な旧世代の学習法の信望者でもありません。
紙媒体のテキストが必要な理由は、
- 紙の本の方が学習効率が高いことが明らかになっている。
- 書き込み、挟み込みをしながら一緒に成長させていく相棒。
- デジタルテキストは誘惑がいっぱい。
とはいえ、現実的にほとんどの講座が製本テキストを使用しています。
一部、WEBテキストメインの講座もありますが、追加料金を支払うことで製本版の入手が可能です。
講座選択の際は製本版の追加料金も含めて考えなければなりません。
情報発信を積極的に行っているか?

情報発信が多いからよい講座とは言えないピヨ。
と、思うでしょうが、実はすごく重要なのです。
- 講義の質を判断するのはある程度のサンプルが必要。
- 講義の質と教材の質は比例関係にあることが多い。
- 講師との相性がわかる。
- 行政書士講座に力を入れているかわかる。
主観が重要、客観性とかいらない理由
講座に申し込むのはあなたなわけですから、他人の意見より自分がいいと思ったものを選びましょう。
という当然の話もあるのですが、客観性という名の都合のいい言葉に踊らされないでくださいということです。
ネットの闇の部分といいますか、人によっては刺激の強い内容になります。
- 情報発信者には必ず意図がある。
- 開業者、有資格者どころか受験すらしたことがない人が書いていることも。
- 企業サイトであっても、業界のことを全く知らないライターが書いたものも存在する。(W〇LQ事件が有名)
- 客観性は都合の良い言葉。
- 士業は比較的IT系に強い人は少数派

情報の多い時代です。情報の取捨選択で勉強を始める前から勝負にならないということは講座選びに限りません。
5大要素を元に比較
では、これらの要素を踏まえて比較していきましょう。
合格率または類似の指標を公開しているか?
データーの採取は各講義の公式サイトのみ
講座名 (掲載調査順) | 合格率(%) 合格者数(人) 合格者の声(声) | 備考 ※欄外に補足あり |
---|---|---|
アガルート | 72.2% | 令和元年度 平成30年度46.7% |
フォーサイト | 42.6% | 令和元年度 平成30年度37.3% |
LEC | 45.7% | 令和元年 ※ |
伊藤塾 | 約100声 | 令和元年度 ※ |
東京法経学院 | 32声 | 合格年度不明 |
TAC | 149人 | 令和元年 平成30年169人 |
大原 | 65人 | 令和元年 平成30年73人 |
資格スクエア | 非発表 |
※補足
①伊藤塾の合格者の声は祝賀会で集団インタビューは1としてカウントしているため、およその数になります。
②LECの合格率は2019年度パーフェクトコース受講者で、かつ模試3回全てを受験した方のうち、いずれか1回でも模試の得点が180点以上を超えた方を指します。
カバー率
現状カバー率を確認できたのはこの2講座だけでした。
私が受験生の頃、LECでもカバー率の話を動画で話されていた記憶がありますが、今となっては見つけ出すことができませんでした。
1:アガルート行政書士講座
(公式サイトより引用)
令和元年度の出題カバー率は93.5%!さらに記述式問題2問的中いたしました。
補足:法令科目のカバー率、他コースを含む
2:伊藤塾の行政書士講座 (公式サイトより引用)
「合格講座 本科生」で使用するテキストは、伊藤塾 法教育研究所において、毎年の試験内容を徹底的に分析・解析し、過去の試験傾向、合格者の学習内容、試験委員の動向などを融合してつくりあげています。
その結果できあがった「伊藤塾オリジナル教材」は、この教材だけで、300満点中252点を得点できる脅威の的中率を誇るテキストに仕上がっています。
補足:2018年度実績
コスパの参考に受講費用、講義時間を比較して単価を出してみよう
- 講義名・受講料・講義時間は各講義の公式サイトより
- 単価は受講料÷講義時間で講義一時間当たりの単価
- キャンペーンや割引等は除外、通常価格のみの比較
- スタディングは製本版テキストの追加費用込みで算出
- オンスクは月額制のサブスクモデルのため除外
- 資格の大原は講座全71回、講義時間不明のため一コマ2時間と仮定して算出
- 講義名・価格・講義時間は2020年8月末現在のもの、正確な情報は各公式サイトで要確認
講座名 | 受講料(円) | 講義時間(時間) | 単価(円) |
---|---|---|---|
アガルート入門総合カリキュラムライト | 208000 | 265 | 785 |
アガルート演習総合カリキュラムライト | 248000 | 295 | 841 |
フォーサイトバリューパック1 | 93600 | 62 | 1510 |
フォーサイトバリューパック2 | 123000 | 67.1 | 1833 |
伊藤塾Web一括配信コース | 228000 | 231 | 987 |
伊藤塾行政書士合格講座本科生 | 248000 | 239 | 1038 |
伊藤塾速修生 | 175000 | 122 | 1434 |
伊藤塾短期集中 | 89800 | 69 | 1301 |
資格スクエア行政書士合格パック | 99800 | 70 | 1426 |
スタディング行政書士 総合コース | 73700 | 70 | 1053 |
LECパーフェクトコースSP | 255000 | 216 | 1181 |
LEC横溝プレミアム合格塾 | 341000 | 361.5 | 943 |
TACプレミアム本科生 | 236000 | 192.5 | 1226 |
TACプレミアム本科生plus | 259000 | 210 | 1233 |
大原 | 189800 | 142 | 1337 |
東京法経学院真・最短合格講座 | 94100 | 80 | 1176 |
実際には割引価格を考慮して比較する必要があるが、期間や条件が複雑になるため基本情報として通常価格で掲載しています。
割引制度はかなり強力で例えば、
アガルートでは2021年2月末まで早期購入割引9万円引。
アガルート入門総合カリキュラムライト | 118000 | 265 | 445 |
講義単価が500円を切る価格になります。

これほど強力ではないものの各講座それぞれ割引制度がありますので気になる講座は必ず公式サイトで確認してください。
情報発信を積極的に行っているか?
私の知る限り、情報発信を積極的に行っているのは
- アガルート
- 伊藤塾
- フォーサイト
- LEC
- 資格スクエア
✅アガルート行政書士講座 では、YouTubeにて「豊村慶太」で検索をかけるとビックリするほど大量の講義動画やガイダンス・合格体験記動画が出てきます。
また公式サイトにも大量の動画がUPされており、ツイッターや講師ブログも含めかなり積極的に発信をしている印象。
✅伊藤塾行政書士講座 はサポートの充実している特徴もあり、YouTube受験生のモチベーションを上げるためのメッセージや合格者インタビュー、実務家インタビューなどがあり、体験講義やガイダンスも相当数アップされています。

受験生の頃「合格をかけたこの一問」シリーズを気分転換でみていました。内容は面白いけどUP時期が超直前期だったので、勉強になったかと言われたらそうでもありませんでした。
✅LEC、以前はかなり積極的に配信されていましたが、最近は見かける頻度が減りました。とはいえ、「46日間チャレンジ」問う言うタイトルで行政手続法の条文解説動画がありました。今年あるのか不明ですが、数年間、直前期になると「会社法の公開講義」もあり濃い学習動画の配信がされていました。
ですが、問題は46日間チャレンジは実務家の黒沢先生、会社法講義は司法書士講師の海野先生ということで、講義体験や講師との相性を見るのはちょっと難しい印象です。
横溝先生のガイダンスは一定数配信されていますし、同じく横溝先生の講師ブログも頻繁に更新されています。
最後は主観
身もふたもない話ですが、どの講座を受講しても受かる人は受かりますし、落ちる人は落ちます。
- 本試験まで勉強にあてられる可処分時間はどれくらいあるか
- 費用はどの程度かけられるのか
- どのくらい本気で合格したいのか
これらで、ガッツリ系か、攻略法型か、補助型かをまず選択することをおすすめします。
- 合格率や費用など公開されている数字である程度選択肢を絞る。
- サンプルテキストやガイダンス動画、サンプル講義などをじっくり見て決めてください。
- 根拠不明なランキングなどいくら見ても意味はありません。ご自身の直感・主観を大切に。
結局私の主観でおすすめできる行政書士講座はこれ
補助型は選択肢がありませんが、

合格実績、費用、講義時間、講義単価、サンプル講義、サンプルテキスト、を軸に私の主観でおすすめできる講座です。
- ガッツリ型:アガルート行政書士講座
:伊藤塾行政書士講座 - 攻略法型:フォーサイト行政書士講座
:資格スクエア行政書士講座 - 補助型:スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】
マルチデバイス対応はほぼすべての講座で対応しています(一部除く)。
テキストがカラーか、二色かも重要かもしれません。
しかし、最も大切なことは続けられそうか?
講義を聞いてみて面白いと思うか?
の2点の方がはるかに重要です。
この記事を書いた人
岡島 真