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行政書士試験勉強で条文の素読は本当に必要なの?

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独学
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行政書士は法律系の資格ですので、条文の理解や記憶はとても大切であることは間違いありません。

条文学習において、素読が効果的であると今でも言われ続けています。

(「そどく」と読むらしいです。私はずっと「すどく」だと思っていました。)

素読とは条文をひたすら読んでいく作業のことなのですが、私はこの素読をほとんどやっておりません。

こと行政書士試験においては必要ないと考えています。

むしろ、下手に素読をすると逆に害になる危険性があります。

また変なこと言いだしたピヨ。

この記事の内容
  1. 基本的に素読はデメリットが大きいため不要。
  2. 一定の効果があることは否定しない。
  3. 素読をやるなら直前期。ただし、やり方に気を付けよう。

 

素読は不要、デメリットが大きい

素読のデメリットとして以下の4つがあげられます。

  1. 時間がかかる
  2. 記憶に残りにくい
  3. 勉強した気になる
  4. メリハリがつきにくい

順番に説明していきます。

時間がかかる

私は「ほとんど」条文の素読をしていませんでした。

ですから、全くやってないわけではないのです。

実際に素読をやってみると、やたらと時間がかかります。

時間がかかる割に効果的とは言えないというのが率直な感想です。

費用対効果が高い勉強法とは言えないということです。

その時間を一問でも問題を解く方にあてた方が行政書士試験対策としては効率が良いのです。

記憶に残りにくい

読んだだけで覚えられるならだれも苦労はしません。

100回も200回も読めば覚えられるかもしれませんが、その時間があるなら過去問の回転数増やした方が効率的です。

まして、理解の伴わない暗記は役に立ちません。

勉強した気になる

読んだだけで覚えられたらいいのですが、凡人の私たちには難しいですね。

ですが、この素読をすると、とても法律の勉強した気になるのです。

凄く勉強した充実感が味わいたいなら非常におすすめです。

ただ、一回や二回読んだだけで覚えられるわけがありません。

メリハリがつきにくい

条文にも重要度がそれぞれあります。

理解をしておかないと、基本的な考え方や定義がわからない条文もあれば、全く知らなくても困らない条文もあります。

出題頻度の非常に高い条文もあれば、いまだに一度も出題されていない条文もあります。

一度も出題されていないから、来年も出ないとは言い切れません。

しかし、かりに1問、2問出たことろで合否に影響ありますか?

大切なのは、出題の可能性の低いことろ、細かいところに突っ込んでいくよりも他にやることがありませんか?

満遍なくできれば素晴らしいのですが、大体数の方はそんなに時間的な余裕はないはずです。

限られた時間で効率よく学習を進めるためには、メリハリがとても重要です。

順番に読んでいく素読はメリハリという面ではどうしても劣ります。

素読に一定の効果があることは否定はしません。

法律の勉強ですので生の条文に触れるということ自体はすごく意味のあることです。

法律の構成や全体像はテキストだけでは意外とわかりにくい部分でもありますから、素読に一定の効果があることは否定しません。

また、民法や地方自治法などでテキストに全く乗っていない条文も多数あります。

うろ覚えでも「なんかこんなのあった気がする」程度でも取れる問題もあったりするのも事実です。

なんかさっきと全く違うこと言ってるピヨ?

一定の効果があることは否定しないといっているだけです。

実は素読は時期と意識と科目を選べばそれなりの効果を得られます。

じゃあ、もし素読をするなら、何を、いつ、どのようにやると効果的なのか?

と言う話です。

素読をするなら直前期。やり方に注意しよう。

素読には一定のメリットは確かにあります。

じゃあいつやるの?

今でしょ。。。。。。ではないのです。

古いピヨ。

直前期です。

それも、本試験まで一月を切るぐらいの超直前期。

その際、やり方には注意です。

  1. 素読やるなら超直前期。
  2. テキストの内容を思い出しながら条文を読む。
  3. 効果の高い科目は、憲法の統治と行政手続法。

素読をやる際に意識をすること

条文をよんでいくわけですが、その際にテキストの内容を思い出しながら読んでいきましょう。

要するに、最後の確認作業に使いましょうということです。

注意点としては、知らない条文が出てきても気にしない。

へーこんな条文あるぴよよー。

って感じで進みましょう。

素読をおすすめする試験科目

しつこいようですが、素読は基本的に不要です。

どうしてもやるなら超直前期だけ。

そのうえで、素読の効果が特に高い試験科目は

  1. 憲法の統治
  2. 行政手続法

他に、行政不服審査法や行政事件訴訟法(特に準用関係を意識しながら読むとよい)、個人情報保護法、行政代執行法(最近でてない?)などは条文素読に比較的向いているといえます。

とはいえ、ツートップは統治と行手

特に重要なのは憲法の統治と行政手続法

どちらも、条文数は多くありません。

そのため時間はほぼかかりません。

出題はほぼ条文問題であり、毎年出題されています。

そもそも判例の多い分野ではないのですけどね。

憲法の統治はどうしても数字を覚えなければいけないため、重要です。

まとめ

条文の素読は行政書士件においては基本的に不要である。

費用対効果の高い勉強とは言えない。

読んだだけで覚えられたらそもそも苦労しません。

限られた時間でメリハリつけにくい勉強法です。

とはいえ、定番中の定番の学習法と言われているだけあってそれなりの効果があるのも事実。

素読をやるなら、超直前期にテキストの内容を思い出しながら、憲法の統治の部分と行政手続法が効果的。

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