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行政書士試験に勝利せよ!弱者の戦略7ヶ条

※広告を含みます
行政書士を知る
この記事は約11分で読めます。

行政書士試験合格のための解説はたくさんあります。

どの情報を採用して、どのように使うかで勝負は決まります。

多くの受験生は、楽で短期間でシンプルな方法を探します。

否定はしません。楽して成果出せれば最高です。

実際に結果を出す人もいます。

ですが、それは強者の戦略です。

頭の良い人、賢い人がその土俵で勝ち上がっていきます。

猛者の真似をして、短時間で楽をして合格を狙う人は今すぐ閉じてください。

読んでもらう必要はありません。

普通の人の戦い方を知りたいという方だけ先に進んでください。

弱者の戦略7ヶ条

第1条 ✅ライバルがやりたくてもできないことをやれ!
第2条 ✅問題集は何冊やってもOK(守るべき法則あり)
第3条 ✅局地戦こそ弱者の戦法、小さくジグザグせよ
第4条 ✅情報戦を制す!過去問は最も重要な情報
第5条 ✅小さな勝利を積み重ねる
第6条 ✅勝てない敵にはあとで勝つ。一所にこだわらない
第7条 ✅基礎こそ極意

最後まで読めば納得してもらえるかと思いますが、すべて忠実に採用してはいけません。

読んで、自身で考えて必要なところだけを採用してください。

なぜなら最も大切なことは、自分なりの戦い方を会得することです。

 

第1条:ライバルができないことをやれ

どこかで聞いた言葉だと思いませんか?

有名なランチェスター戦略です。

ライバルができないことか・・・・・他資格問題だね!

司法書士の会社法とか、司法試験の行政法とか・・・・・・。

他資格問題をやれと言っているわけではない。
絶対に勘違いしないで!!

『他資格問題はライバルもやらないこと』、できないことではない。

やりたくてもできないこと例えば

✅予備校でカリスマの指導を受ける

✅十分の時間を確保する
✅受験仲間がいる
✅身近にメンター(師匠)がいる
✅勉強に打ち込める環境

他にもいろいろあるでしょうが、「ライバルがやらないこと」ではなく、

「やりたくてもできないこと」です。

最もわかりやすいのは、予備校系を利用する。

予備校に通えと言っているわけではありません。

(予備校系)通信でOKです。

『なんだ結局、金使えと言いたいだけか、しょうもな』

と思った方、その通りです。

受験生の90%あるいはそれ以上の人は同じように思うでしょう。

だからこそ効果抜群なのです。

ある年、社名は避けますが

格安通信講座C社と大手予備校T社の合格者数が偶然にも全くの同数でした。

では、格安講座のほうが良いのかといえば、NOです。

割合が違います。

この辺は詳しく話すと話がどんどんずれていくので、簡単にざっくり行きます。

格安講座と予備校系の合格割合が同じなら、値段の高い予備校系を誰も使わない。

独学が講座と同じ割合で合格できるなら、誰も講座など使わない。

当たり前の話です。

『いやいや、講座は情弱狩りだから』

と思う人もいるでしょう。

あこぎな商売がこの情報化社会の中で何年も続くと思います?

一定以上の成果を出さないと、あっという間に淘汰されていくのは明らかです。

私も受験時代は講座を受けるのは損で、独学で合格することに美学すら感じていました。

ですが合格後、自己投資を惜しまない人には勝てないということを実感するようになってきました。

そして、合格後にもかかわらず、アガルート行政書士講座入門総合カリキュラムを受講させていただきました。

実感したのは「内心では自分こそ、この資格の可能性を疑っているのではないか?」

例えば、息子が東大に入りたいと本気になったら、親としてはできる限り協力したい。

予備校を望めば、躊躇なく入れるでしょう。

「独学で東大に入っている人もたくさんいるのだから、その人のやり方をまねて独学でやりなさい」

とは、言いません。言えません。

なぜか、無意識に「東大に入れば(将来的に)予備校代など簡単に回収できる可能性が高い」とわかっているからです。

ではなぜ、行政書士試験に自分が合格するために予備校が必要ではないと考えていたのでしょうか?

難易度か将来性をなめていた・信じていなかったのか、その両方なのかもしれません。

とはいえ、今の段階で「損だ」・「かけたくない」という気持ちもよくわかります。

これ以後は独学の人でも応用可能なように書いていきます。

制度的には絶対評価の試験ですが、難易度や採点の調整で相対評価に近いのが現状。
費用も時間も可能な限り投下して本気で合格を狙いに来ている人がたくさんいることを忘れないでください。

十分な学習時間の確保が難しい人には、耳やスマホで学ぶなどの工夫が有効

忙しくて机に向かう時間が足りないピヨよー。

十分な時間が欲しいピヨ。

人によっては十分な時間の確保はやりたくても、できないことです。

仕事のみならず、子供が小さい、親の介護など様々な理由があるでしょう。

机に向かう勉強だけでは時間的に限界があります。

そこで、耳で学ぶことやスマホ・タブレットを使った学習が効果を発揮します。

私は、片道45分の車通勤です。

講義をダウンロードしてカーステレオで聞いていました。

最近は多くの講座がオンライン化しており、耳だけ空いている時間に聞くことが可能です。

私が、通学予備校より、通信予備校を推しているのは、地方だということもありますが、こういう使い方もできるからです。

電車通勤の人であれば、スマホ学習が可能。

スマホ学習に特化したスタディング 行政書士講座は比較的安価で検討に値します。

いずれにしても、学習のメインにはなりません。

ですが、半年、一年と積み重ねると大きな違いになります。

独学の人でも、自分で間違えた問題と解説を読み上げ録音して聞いている人も、

条文音読の動画を聞く人もいます。

時間があれば確かに有利ですが、工夫次第でハンデを減らすことは可能です。

第2条:問題集は何冊やってもよい、ただし条件はある

一般的にセオリーはやたらに手を出さない、広げないです。

セオリーから大きく外れるように思うかもしれません。

世間では、肢別かウォーク問かなどの議論もありますが、正直どうでもいいです。

私なら間違いなく両方やる。

実は、問題集何冊やってもOKです。

ただし、鉄則が2つあります。

鉄則

  1. 行政書士試験対策向けに限る(他資格はプロの処方以外厳禁)
  2. 直前期までは予想問題も控える。

一冊をやりこむという、一般的なセオリーも確かに大切です。

ですが、飽きる人もいれば、無意識に答えを覚えてしまってわかった気になってしまう人もいます。

意外とほかの問題集に手を出してみると、わかったつもりになっていたことに気が付きます。

ただし、行政書士試験対策のものに限る

行政書士試験対策用の市販問題集の中身はほぼ過去問です。

仮にオリジナル問題であったとしても過去問ベースに作られています。

(軽く中身を見て過去問セレクションや、過去○○年掲載と記載のあるものを選びましょう)

そして、どれも違いがあります。

  • 10年分すべての問題を5択で掲載しているものもあれば、
  • セレクションもあります。
  • 30年分からセレクションの一答形式のものもあります。
  • 法令別に分けているものもあれば
  • 年度別に分けているものもあります。

どれがいい悪いではなく、どれにもメリットデメリットがあります。

重要なことは、最初は中々気が付かなくても、

複数の問題集に手を出すとかなりの部分が重複していることに気が付く時が来ます。
では、なぜその問題は多くの問題集で重複しているのでしょうか?

簡単な答えです。
とても重要だから。

 

そして、一つの問題集に対し1回、2回で飽きることはそうそうないため、複数手を出しても重要部分に関してはひたすら反復しているのと同じことになるわけです。

さらに、5肢なら正解を出せるのに、一問一答なら間違えるということもあります。

答えを覚えてしまっていて理解が追い付いていないとわかるわけです。

もちろん逆もあります。

あくまで行政書士試験対策専用の問題集ですからね。

公務員や他資格の問題集ではありません。

行政書士試験名物、難問・奇問も気にせず全部やる。出た以上過去問既出、取りに行く!

でも、過去問の中には難問・奇問もあるピヨ。
それもやるとか効率悪くないピヨ??

言いたいことはわかります。

では、逆に聞きたいのですが、どれが難問でどれが奇問なのかわかる受験生ってどれくらいいます?

さらに、過去10年で未出題だけど重要な論点はどこですか?

答えられる人は十分な実力がある人です。

ここからが重要なのですが、

難問であろうと、奇問であろうと出てる以上過去問既出なのです。
既出を落とすわけにはいきません。(一般知識は除く)

出る問題だけを抑えられたら誰も苦労はしません。

どれが難問で、どれが奇問か区別ができない以上、「既出はすべて取る」くらいで行く必要があります。

ただし、複数問題集に手を出すことで、重要なポイントは重複しています。

自動的にメリハリがつくのです。

逆に、講座の受講生であれば、講師から「ここは大切」・「ここは軽く」という指示が出ますので、それでよいわけです。

例えば、令和2年の問題で選択債権が出題されています。

アガルートの林先生は短答過去問解析講座の中で「二度と出ません。」と言い切っています。

「出たところで合否に影響する問題にはならない」という意味だと受け取りました。

直前期までは予想問題も控える

では、行政書士用の予想問題集、予想模試ならいいのかといえば、≪直前期以外は≫あまりお勧めしません。

悪いわけではありませんが、過去問系が最優先です。

過去問は実際に本試験問題として出された問題、予想問題は別の人が作った問題です。

問われ方、ポイントが微妙にずれていたりします。

気分転換にやるのは全然ありですし、

直前期に本試験のシュミレートとしてやるのは効果的です。

ですが、中心にすべき学習ではありません。

第3条:局地戦こそ弱者の戦法、小さくジグザグせよ!

試験勉強というと、全体のインプットを終えてから過去問を解きだすという方がいます。

そこまではいかなくても、各法のインプットが終わってからという方もいます。

多いのは、民法総則のインプット、行政手続法のインプットが終わってから過去問という方々です。

ですが、弱者の戦略はもっと小さく絞っていきます。

総則であれば意思表示だけでもまだちょっと大きい、

行政手続法の聴聞でもうちょっと絞りたいところです。

この辺は使用する問題集の掲載によって異なります。

小さくインプットからの小さくアウトプットを意識する。
小テスト・確認テストのイメージを持ってもらえばOKです。

この程度であれば戦えるという範囲で小さく戦っていくことが重要です。

逆に、局地戦でいつまでも時間をかけて戦っていると、往々にして包囲殲滅されてしまいます。

さっさと次に転戦し、各個撃破していくわけです。

このような場面では一問一答形式の問題集が力を発揮します。

本試験問題そのままの5肢問題の場合、肢でテーマが違うことが多く戸惑うことが多いからです。

第4条:情報戦を制す!過去問は最も重要な情報

過去問は過去に出題された本試験問題です。

あなたが勝つべき相手の姿そのものです。

もちろん、相手も簡単に勝たせてはくれません。

毎年、手を変え品を変え10人に1人程度だけが突破できるように調整をしてきます。

相手の規模はどの程度で、どの戦法が得意で、どこで相手の戦意を奪ってくるのか?

どうやったら勝てるのか?

過去問を徹底的に学習すれば合格できるという話はたくさんあります。

ある意味正解で、ある意味不正解です。

相手の戦法をしり、それに対する対策を立てれば勝てるのは当然ですが。

以前使ってきた戦法そのままなら勝てるが、ちょっと変えられると歯が立たないでは勝てません。

戦法はどう変化してきたのか?

この先どう変化するのか?

同じ手を食わないのは当然として、予測し事前に対策をしておく必要があることは明らかです。

事前予測が可能なのは、相手を知り尽くした後であるということも、過去問はしっかり教えてくれます。

この場合、力を発揮するのが過去○○年の問題すべてを、本試験と同じ形で掲載している問題集になってきます。

すべての問題ですから、重複しているテーマは多々ありますが、同じテーマをどのように変化させてきているのかがわかります。

ですので、第2条でお話したように、複数問題集に手を出すことは決して悪いことではありません。

それぞれに得手不得手があり、うまく使っていけばよいのです。

第5条:小さな勝利を積み重ねる。

行政書士試験は年に一度しかありません。

士気、モチベーションの維持がとても重要になってきます。

では士気はどのような時に下がるのでしょうか?

  • 敗戦濃厚
  • 勝目がない
  • 周囲の雑音

いろいろあるでしょう。

だからこそ、第3条でお話しした小さなジグザグが生きてくるのです。

小さな範囲で、入れたばかりの知識を使って本試験で出題された問題を解いていくのです。

かなりの数、解けます。

ある程度、進んできたところで一度振り返ってみましょう。

行政法の中に、行政手続法という科目があり、その中に処分や聴聞などの論点があるわけです。

最初は小さく、各論点ごとにアウトプットしていました。

気が付けば、行政手続法がすべて経験済みになります。

そこで、テーマごとの問題にぶち当たってみます。

全部正解は無理ですが、全く歯が立たないわけでもないはずです。

小さな勝利の積み重ねが、中規模でも互角に戦えるようになり、やがて大きな勝利につながります。

時々自分の成長を確認してください。

一番初めに見たときは、問題の意味すらわからなかったはずです。

ところが、今はある程度歯が立つようになっています。

自身の成長を感じながらではないと継続は難しい。

第6条:勝てない敵にはあとで勝つ!ひとところにこだわらない。

さて、ここまでで小さく戦い、小さな勝利を積み重ねていきましょう、という話をしてきました。

しかし、いくら頑張っても解けない問題も出てきます。

わからない、何度やっても間違える問題も出てくるものです。

そういう問題は、解説読んで後回しにしましょう。

局地戦のところでも触れましたが、一ヶ所にこだわるのは危険です。

いくら小さな単位でも一騎当千の猛者がいることはよくあります。

そこはさっさと撤退して、あとで力をつけてから挑めばよいのです。

ここで足止めを食らってしまうと、気が付いたときには手遅れになっていることも珍しいことではありません。

第7条:基礎こそ極意!

最後に極意をおつたえします。

「みんなが取れる問題を落とさないこと」

この試験は非常によくできており、年度や各予備校の統計で多少の誤差はありますが、大まかに

正答率50%を超える問題を全て取れれば、合否を争うレベル。
正答率40%を超える問題をすべて取れれば合格です。

すべてが平均な人はすでに凡人ではない。

ということになりますが、基礎が最も重要であり、応用のためにもがっちりとした基礎が必要です。

一度や二度全体を網羅しただけで合格できれば苦労はありません。

それは猛者の戦い方です。

我々凡人は愚直に基礎を極め奥義となす。

では、どの程度までやればよいのか?

ほかの記事でも話していますが、人に説明できるレベルが目安です。

弱者戦略の最も肝をお伝えしたところで話を閉めることにします。

長らくのご清聴ありがとうございました。

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