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AI化で行政書士はなくなるのか?

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魅力や活用
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技術の発達でどんどん便利な世の中になっていくといわれていますね。自動運転であったり、ドローンによる宅配であったり、コンビニの無人化であったりはもう目の前まで来ています。

一方で、士業の仕事もAIが代わりにやるようになってきて行政書士は近い将来なくなるのではないか?といった話も出ています。

確かに、50年後100年後の姿は誰にも予想できません。100年前の人たちが現代の姿を予測できていたのかというと、ほとんどの人はできなかったでしょう。そのくらい未来になればあるいは行政書士はすでに存在しない資格になっているかもしれません。それは、税理士であったり、司法書士であったり、弁護士だってどうなるかわかりません。士業という職業がかつてあったのだと、歴史の教科書に書かれる日が来るかもしれません。

AI化で行政書士はなくなるのか?

答えはNoだと考えています。

行政書士の主な仕事は官公庁に提出する書類の代行です。これは、行政書士法に定められていることですね。

確かに、書類そのものを作成する能力は今後AIが代わりに行うようになるでしょうし、申請自体もオンライン化していくようにすでに政府が方針を出しています。

書類を作成すること自体、申請をすること自体はAIの方が得意なんだけど

ちょっとわかりずらい表現になっていますが、書類を制作すること自体はAIの方が得意なことに異論はありません。

例えば、農地関連では周囲の同意が必要な場面もあるそうで、その同意もAIには取れません。まあ、当然ですけどね。もちろん、同意が必要なことやそのための同意書などは用意してくれる可能性は否定できませんが、周囲の人たちへのメリット、デメリットの説明や説得までAIができるとはちょっと思えませんよね。

建設業の経営管理責任者ははっきりと要件充たすことが「証明」できるならいいのですが、充たすけど証明が難しいケースが多いようで、証明をどのようにしていくのかが腕の見せ所だったりなんて話も耳にします。(もうちょい先ですが、法改正で経営管理責任者の要件緩和されるそうです。現時点で確定ではないようです。)

こんなのは極々一部の例で、こんな事例山ほどあるのではないかと思います。

許認可には要件があるわけです。その要件を満たしていることを証明するために書類を作るわけですよね。

要件の中でも、住民票であったり、登記されていなことの証明など、白黒はっきりつけられるものに関しては特に難しくもなく、わざわざ行政書士に依頼しなくても自分で収集できますよね。

逆に、充たすけど証明が難しいもの、解釈が必要なものに関してはどうでしょうか?

要件を満たすことが証明できることまでが、行政書士の仕事の主になる可能性はありますよね。あとはAIさんが書類化してくれる。

むしろ、業務の効率が良くなる

これは、業務として非常に効率的であるといえます。

考えてみれば、要件整えるまで行政書士がやって、後は本人が入力して申請するなんてことしますか?

しませんよね。そのまま、申請しますよね。

だとしたら、今までと大して変わらない。むしろ入力や書類作成といった事務的な仕事が軽減されるだけです。業務が非常に効率的になるといえます。

もちろん無くなる仕事もあるでしょう。

かれこれ20年以上前の話ですけど、うちの付近で見かけることはなかったのですが、場所によってはかつて運転免許の試験受けるための申請書の記載は行政書士が書いたものしか受け取ってもらえない、という話が今でも記憶に残っています。免許センターの周辺にたくさんの事務所があり代書をしていたそうです。

今ではほぼないですよね?扱ってはいけない書類になったわけではありません。

簡単になり誰も利用しなくなっただけですね。

時代に応じてなくなる仕事、新たに出てくる仕事あるわけです。

AI化でその量が増える可能性はありますが、法改正だの、需要の変化だので変わっていくのはどの世界でもあることですよね。

フイルムって今の10代20代の人知っているのかわかりませんが、富士フイルムって有名な会社ありますよね。今は「第2の創業」と医療や化粧品、サプリで勝負しているようですが、もとはカメラの記録紙(?)といいますか、文字通りフイルムがメインだった。こんな例はたくさんあります。

時代によって変化するのは当たり前ですね。簡単ではないでしょうけど、だからこそこれから参入する私たちにとってはチャンスだといえます。

行政のオンライン化はまだまだ進んでいない?

これも分野によってかなりの差があるそうですが、特に許認可の申請に関して電子化どころか郵送すら受け付けないなんて話もあるようです。

ですので、AIどころか、申請の電子化すら遅々として進まないのはコスト面かな?と思います。

誰しもが利用するサービスから変えていくのが利便性が高いわけですからマニアックな許認可ほど10年後でもまだ紙媒体の可能性は否定できません。

AI化や電子化で手続きが簡素化するから行政書士のニーズはなくなるのか?

電子化やAI化が進むことによって手続きが簡素化していくことはあるでしょう。さっき話した免許センターの件もそうですよね。

許認可の申請だって簡単になって本人が直で行うようになり行政書士の仕事がなくなるのではないかって話もありますが、私は中々難しいと思います。

簡単になるのは良いことです。だからと言って、ニーズがなくなるかと言ったらそうでもなくて、

これって、WEBサイトで似たような現象が起きてるんですよ。

以前はソフトもなくHTML手書きでデザインしていたわけです。

ソフトが出てきてからも、微調整や自分好みのデザインにするために言語で調整を加えていくことは今でも普通に行われています。

ある程度のレベルのものであれば今やだれでも簡単に、かつ低コストで作り出すことが可能ですよね。調整も調べたらすぐに出てきます。

このブログもサーバー代とドメイン代だけです。月あたり千円もかかってません。

ですが、一方でプロのエンジニアに30万は払わなければ仕事が取れるサイトはできない、とか普通に言われてます。

ほんとにそうですか?

この辺は一長一短ありますので別の機会に書きますが、似てると思いませんか?

どちらもちょっと勉強したらできることです。

違いがあるとすれば申請はゴールが決まっていて、WEBはゴールが決まっていない。

ただそれだけの違いです。

それで一方はこれからまだまだ伸びるといわれ、一方は仕事がなくなるといわれる。

妙だと思うのは私だけですか?

2極化するんでしょうけど、制度がなくなるところまではまだまだ時間がかかりそう

結局、AI化という大きな時代の流れについていけるかどうか、それだけの話です。

そして、行政書士やその他の士業だけの話ではなく既存の職種でも多くがなくなり、多くが生まれるでしょう。

回転ずしに行けばタッチパネルで注文ができ、自動で流れてきます。シャリは機械が握り人はネタを乗せるだけ。

少し前と比べたら必要な人での数が格段に減少しています。

入り口ではペッパー君が席を指定してくれて、じゃあアルバイトは必要なくなったのか?と言えば、しっかり予算をかけて大々的に募集をかけているわけです。

どの産業も変化を求められます。同じことが士業でも当然のように起こるのです。

ですが、制度がなくなることは目下ないのではないでしょうか、新しい仕事が生まれるからです。

もちろん、時代についていけない人は取り残されます。

AI化によって業務が効率化すればするほど、仕事を得られる人とそうでない人の差はどんどんついていきます。ますます2極はしていくのでしょう。

さらに、申請自体が簡略化されていけば本人が直接申請する数が増えるのは増えるでしょう、それは同時に不許可の数も同じように増えることになります。特に、書類の不備や要件を証明できないで不許可になった場合、その先に行政書士の出番があるわけですよね。

ですが、一度落ちるような難しい仕事がやってこくることを意味していますので、知識や経験が豊富であることを求められます。

しかし、一方でその経験を積む機会がすごく少なくなってくるわけですから、業界内での研鑽や経験を積むための仕組みがないと、後進が育たないという図式ができてしまう危惧もありますねよ。

むしろニーズは増えるかもしれない

副業解禁って話がよく出てきますね。軌道に乗ってくるとどっちが副業かわからなくなるなんてことも普通に出てくると思います。

さらにAI化していくことで、個人や小規模の事業者が輝くことが可能になってきます。だった、人手が少なくて済むわけですから、以前なら事務員雇って作業しないと個人や副業ではできなかったこともAIさんが代わりにやってくれるわけですから起業のハードルは下がるでしょう。

ですが、一方で規制や法令との兼ね合い、許可の必要性も増してきます。

例えば、身近な例でいうとフリマアプリ大人気ですね。

最初は不用品を売るところから始めるわけです。だんだん慣れてきて、ある時近所の特価品を転売すると利益が出るということに気が付いたとします。

この場合古物の許可が必要になるわけです。

以前はリサイクルショップや中古車販売くらいしか必要としなかった古物を個人が必要となる時代になったわけですね。

もちろん、自身で十分に申請可能なものですが、それは車庫証明も同じです。

総数が伸びればニーズもまた伸びるのです。

入管関係もまだまだこれから伸びる可能性は十分にあります。

Ai化してもまだまだ行政書士は活躍の場があるのではないか?

行政書士の魅力は業務の幅の広さです。逆に専門性がないといわれるゆえんでもありますが、ほんとにいろんなことができるようです。もちろん、資格で制限されていないだれでも自由に参入できる分野にも参入できるわけですから掛け算も可能ですよね。

コンサル、セミナー講師みたいな既存のやつとは全く別のなんかとんでもない面白いことが今後出てくる予感がします。

弁護士のユーチューバーなんで少し前では想像もできなかった。

むしろチャンスかな?

AI化で時代についていけない人は勝手に脱落してくれます。

AI化で仕事がなくなるという危惧、その他の理由で受験者数は減少傾向です。開業者が減少して、ライバルが上も下も減ってくれるとただのチャンスでしかありませんね。

まだまだ、身に着けるべき知識もスキルも不足していますので、時間がかかりますが自分のビジネスができる期待が膨らんでいっているのが今の私です。

(でも、登録者はふえてるんだよな・・・・)

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