本試験直前期の10月下旬、今年の申込者数が公表されました。
申込者数がわかれば、ある程度予測が可能になります。
さて、2025年試験、難易度は?
合格率はどうなるのか?大胆予想
先に予想を一言で
2025年試験予想
✅難易度は微増
✅合格率はやや低下
✅ほぼ例年と変わらない
過去最高難易度だと感じる

直前期に難しくなるとか言わないでほしい
過去1 難しいと感じる人はとても多くなると思います。
過去問解いただけでは対応できない。
司法試験レベルの対策が必要だ!
と感じる人も多いでしょう。
そういう難易度になります。
というのも、これは何も今年に限った話ではありません。
毎年のことです。
試験終了後は「過去1難しかった」という話は毎年出てきます。
試験終了後、落ち着いてくると
「例年並みの難易度だったね」
で落ち着くことがほとんどです。
では、例年通りの難しさで落ち着くのでしょうか?
過去10年で最多申込者数
さすがに、少し難しくなると考えざるえません。
この直前期に、難しくなるとか言いたくありません.
が、楽観的な予測ができる感じでもないのです。
理由は、申込者数が過去10年で最多になりました。
| 2025年 | 63,844 |
| 2024年 | 59,832 |
| 2023年 | 59,460 |
| 2022年 | 60,479 |
| 2021年 | 61,869 |
| 2020年 | 54,847 |
| 2019年 | 52,386 |
| 2018年 | 50,926 |
| 2017年 | 53,456 |
| 2016年 | 56,965 |
受験率は例年ほぼ一定値であることを考慮すると、
過去10年で最も受験者数が多いといってよい。
そのため、問題自体の難しさを引き上げる必要が出てきます。

何を言っているんだ!行政書士試験は絶対評価の試験
受験者数増えれば合格者も増えてしかるべき!
確かに、行政書士試験制度は絶対評価の試験です。
ですが、相対試験の性質も内包しています。
ここでその点に関して詳しく話すことはしません。
試験終わってからご覧ください。
直前期に人と比べるのはお勧めしません。
今までやってきたことの精度を高めること、スキル化するレベルにまで高めることを強くお勧めします。
受験者数が大幅に増えたとはいえ、合格者を大幅に増やすことはできない。
よって、合格者数を例年レベルにとどめる必要があり、
必然的に問題のレベルが上がる
このことは、同時に合格率が低下することも意味します。
どの程度難しくなるのか?
くどいですが、あくまで予想です。
良い方向に外れてくれることを祈りますが、想定はしておくべきです。
勉強疲れもかなりのものだと思いますので、刺激になれば幸いです。
どの程度難しくなるかといえば、おそらく合格者平均点が2~6点下がる程度だと思います。
例えば、
- 既出
- 既出
- 初出
- 既出
- 既出
のような問題があった時に、正解を③以外にすれば正答率は上がりますが、
正解を③にすると、ほかの肢がよほど簡単でない限り、正答率は下がります。
そもそも、初出どころか存在しないものを出してくることも珍しくありません。
これがまた、よくできていてどこかで聞いたような気がするのです。
ほかにも、あの手この手で正答率を下げてきます。
エフェクトもりもりの変化球はバンバン投げてきます。
緩急つけて引っかけることはよくしてきますが、誰も打てない剛速球を投げ込んでくるわけではありません(たまにしか、、、それは取れなくても合否に影響はありあません)。
惑わされないような強固な知識精度が必要なのはそのためです。
同時に、難易度が上がる可能性があるとしても、やるべきことは変わらないのもそのためです。
新しい知識を詰め込むより、今ある知識の精度を高めるほうが試験対策としても、この時期の過ごし方としても理にかなっています。
合格率が下がるかもしれない、問題の難易度が上がるかもしれないが、その差は大きくない。ほぼ例年通りだと思われる。

合格率がさがるのも、問題が少し難しくなるであろうと考えるのも、申込者の増加によるものです。
合格者数は大きく変わらないはずです。
問題に没がでたり、記述で差がつかない場合、逆にセンターの想定以上に点が悪いなど事故が起こった場合は別ですが、
おそらく合格者数は例年通りの5千人後半~6千前半でおさまり、合格率も10%ちょいで落ち着く意図で問題制作されているはずです。
それでも事故るのが行政書士試験あるあるとも言えなくないですが、
多少厳しさは増すかもしれませんが、誤差レベルだと思ってよいです。
やるべきことは変わりません。




