令和時代の行政書士試験、勉強方法

独学
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勉強を進めていくと、ちゃんと身についているのか?

正しい方向で、正しい努力をできているのか?

どうしても不安になります。

さらに、過去の成功体験から、大学受験時代の化石の様な勉強法でゴリゴリ根性論でしんどい思いをしながら勉強をしているが、いまいち実力が実感できない。

難しいし、覚えられないし、しんどいし。

10代、20代の頃のようにはいかないよな、と思いながらも自分を追い込むだけの辛い日々。

かつての私の話です。

時代は昭和でも平成でもなく、令和になりました。

勉強方法の研究もめちゃくちゃ進化していました。

以前の私自身に教えたい勉強方法。

効果的な勉強方法
  • アクティブラーニング
  • アクティブリコール
  • タイムプレッシャー

これらの要素を取り入れた勉強法なのです。

ポイントはいかに脳に刺激を与えるかです。

高効率な勉強方法

内容を理解して、問題を解いて、記憶していくという基本的な流れは変わりません。

ですが、意識をしておく、知っておくことでただテキストを読む、ただ講義を聴く、ただ問題を解くよりも効率が格段に上がります。

アクティブラーニング

アクティブラーニングは文字通りアクティブ(主体的)なラーニング(学習)です。

簡単に説明しますと、読書をするや授業を受けるなどの受動的な学習は学習効率が極めて低く、逆に教える、実践する、発表するなど主体的な行動が伴う学習は非常に効率が高い、という話です。

アクティブラーニングを学校教育にも取り入れる動きが年々強まってきてはいます。

教員を目指している現役の学生に聞いたところ、実際の授業にいかに取り入れるか日々研究されているそうです。

実は結構実践しているアクティブラーニング

なるほど確かに、人に教えたり、発表をしたり、実践したりするためにする学習は効果的であるのは経験からもなんとなく理解はできます。

  • 例えば、後輩や部下に仕事を教えるときロジックだけを語るよりも実践を伴った方が覚えが早いの感じたことありますよね?
  • 日常的なことであれば、歌は単に何度も聞いているだけでも覚えてしまっていることはありますが、間違いながらでも口ずさんだ方が圧倒的に早く覚えた経験ありますよね?
  • ドライバーズ効果と言われていますが、車を運転している人と助手席の人では運転している人の方が道を覚えているが、助手席に座るとあまり覚えていないとかあるあるですよね。

他にもたくさんの事例があると思います。

そして、効果が高いことも納得できると思います。

わりと日常的に、経験則で行ってきた学習方法なのです。

アクティブラーニングを行政書士試験勉強に取り入れる

では積極的に試験勉強にも取り込んでいきましょうという話になります。

とはいえ、効果的とされている教えるや発表するなどはできない人が大体数でしょう。

そこで、アクティブラーニングの要素を取り入れる工夫が必要になります。

  1. ティーチングテクニック
  2. 再言語化

ティーチングテクニック

人じゃなくても構いません。

学んだことを声に出して誰かに教えてみるのです。

ペットにでも、ぬいぐるみでも、PCに向かってでも構いません。

聞いてくれる人がいれば最高です。

大事なことは

人に教えるつもりで勉強をすることで脳を刺激して、高効率な学習ができる。

再言語化

法律の文言は難解です。

そのまま解説していても自分で何を言っているのかわからなくなります。

難しい言い回し、言葉を自分の言葉に置き換えて理解したり、説明できる状態にすることを再言語化といいます。

自分の言葉に変換するためには十分な理解が必要であり、さらに変換するという刺激を脳に与えられるため、解りやすく記憶に残りやすい勉強になります。

アクティブリコール

次に紹介しますのは、アクティブリコール、積極的に思い出す。

アクティブリコールも割と日常でよく意識せずに使っているテクニックです。

先ほどのアクティブラーニングでは歌を一つの例として上げましたが、同じように昔のドラマで使われていた曲をふいに耳にしたときに、

「あーこの曲聞いたことある、ほらあのドラマで使われていた曲、なんてタイトルだっけ??」

みたいな場面ありますよね?

この時に脳は記憶の中から情報を検索している状態です。

活発に脳が活動している、刺激的な状態なのです。

記憶に残りやすく、忘れにくくなる効果があります。

先ほどの例に当てはめてみると、納得できるかと思います。

「あーこの曲なんだっけ?」

「○○という曲だよ」

あーそやそや、あのドラマ面白かったよね。

二日後、同じ曲を耳にして

この曲なんだっけ?

・・・・・・・。

とはなりませんよね。

ある程度の期間はほとんどの人は覚えているはずです。

ポイント

思い出すという負荷をかけることで、記憶に残りやすくなる。

おまけに、忘れにくくするということかもあるのがアクティブリコール

アクティブリコールを資格勉強に取り入れる

先ほどの歌の話は長期的な記憶ですが、短期的にも使えます。

短期的に思い出す負荷をかけるということ行政書士の勉強の中に取り入れていくのは特段難しいことではありません。

既に実践している人の方がおおいはずです。

ここがポイント
  1. インプット、テキストを読んだり講義を聴く。
  2. 直後に該当分野の過去問、問題を解く。
    この時に答えはみない、テキスト・講義といった自分の中にあるはずの情報の中から検索をする。
  3. 答え合わせをする。

今やったのだけど、何だったピヨ?

確かこの辺でやったはずぴよ。。。

この感覚がとても大切だということです。

すぐに答えを見ずにじたばたしてみる。

めんどくさいですが、簡単に手に入れた答えは簡単に忘れます。

じたばたして、必死に考えた方が記憶にも残るし、使える知識として定着しやすいということですね。

中・長期的なアクティブリコールを取り入れる。

先ほどは短期的、その日の勉強の中で思い出す負荷をかけていきましょうという話でしたが、次は中期的、長期的に思い出す負荷をかけて記憶を定着させていきましょうという話です。

ここで注意してほしいのは、

重要
✖忘れる前に復習をする。
◎忘れた頃に復習をする。理想は忘れかけた頃に復習。

時間を空けて復習した方が、記憶に残りやすく、かつ忘れにくくなっていきます。

良く語られている過去問○○周したら合格できるという話は、行政書士の試験範囲を社会人中心の受験生が頑張って周回すると、いい具合に忘れた頃に復習ができるという伝統的な勉強法ですね。

周回自体はそれなりに効果があるものの、回すこと自体が目的になってしまうと効率が良いとは言えません。

一回目は一日か二日後に

二回目は一週間後に

と間隔をあけてゆき、5回をめどに復習をすると記憶に残りやすいとされています。

タイムプレッシャー

締め切り効果ともいわれています。

普段はさっぱり勉強に集中できないのに、試験前日になると猛烈な集中力で一夜漬けでなんとかしちゃう人っていますよね。

締め切りや、時間的な制限で自分にプレッシャーがかかると普段以上の集中を発揮できることってよくあります。

これを意識的に行っていこうというのがタイムプレッシャーです。

要するに、だらだら勉強していても身に付かない。

短い時間で集中して勉強しましょうという方法です。

タイムプレッシャーを行政書士試験勉強に取り入れる

では、どのように取り入れていけばよいのかといいますと、

インプットに関しては講座を受講している人は、講義で区切るのが簡単です。

問題を解く場合は時間を決めておきタイマーをセットしておくとよいでしょう。

時間が来たらスパッとやめてOKです。

ただし、その時間内は問題を解くことだけに集中してください。

スマホは手の届かないところに置いておく、タイマーは100均で買うことをおすすめします。

最初のうちは自分にとってちょっと短いかな?

この時間では厳しいかな?ともう時間で構いません。

5分とかでもいいのです。

短い時間で勉強できるようになってくると隙間時間もうまく使えるようになってきます。

脳を刺激する勉強法の実践例

非常にざっくりと概要を話してきましたが、既に実験をしていて効果もそれなりに実感として表れていました。

実践例として、

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講座の内容がわかりやすいのかを全く法律の勉強をしたことがない妻のあいで実験してみた記事です。

もちろん、書いた当時は勉強方法を意識したものではなく、講座が法律を勉強したことがない人でもわかりやすいものであるか否かを知るためだけのものでした。

では、どの辺が効果的であったのか見ていきましょう。

実験の流れ

どちらの講義でも似たような手順で進めています。

  1. 講義を視聴してもらう。
  2. 該当する行政書士の過去問を解いてもらう。
  3. 再度講義を視聴。
  4. 本当に理解できたのかヒアリングをする。

当然、実験ですので必ずしも正解をする必要がないことも伝えています。

今思えば、このステップの中に重要な要素が含まれていました。

問題を解くという問題意識をもって講義を視聴していた。

「実験をするから協力をしてほしい」

ということなので、被験者はすでに講義の後に問題を解くのだという意識があります。

また、最後にヒアリングをするために自分の言葉で説明できるように理解する必要があるわけです。

つまりすでに、受け身ではなく能動的に目的をもって受講できる環境であったといえます。

最初の段階でアクティブラーニングの要素を取り入れていたといえるのです。

ポイント
  • ただテキストを読む・講義を聴くのではなく、問題解くために意識的に行う。
  • 人に説明できるレベルの理解が必要であるという意識で内容を自分の言葉でかみ砕く。

講義を視聴したらすぐに過去問

当然ですが、講義を一回聞いただけでポンポン問題が解けるわけではありません。

ですが、能動的に受講した講義ではある程度記憶にはインプットされます。

そこから、情報を引っ張り出す作業です。

積極的に思い出すので、アクティブリコールです。

記憶の中から必要な情報を検索し、引っ張り出すことで脳に負荷をかけます。

難しく考えずに、「あーこれさっきやったんだよ。なんだったけな?」

こういった感覚がすごく脳に定着しやすいと思えば十分です。

タイムプレッシャー

一つの講義の時間は長いものではありません。

制限された短い時間だからこそ集中して、ガッツリとした学習が可能でした。

一度で全部理解しようとしてもできない

実験で被験者は全く予備知識がありません。

そのため一度ではなんとなくの正解でした。

ですが、同じ講義を2回見た後では根拠をもって正解、(記述ではそれなりに外していない解答)を導き出すことができました。

注目すべき点は、一回で完璧に覚えようとか、理解しようとしないことです。

最後にヒアリング

当時は本当に理解をしているのかどうかを確認するためにヒアリングしましたが、この行為には自分の言葉で説明をする必要性が出てきます。

得た知識を自分の言葉に置き換えて(再言語化)、人に伝えることは非常に効率的な学習法であるといえます。

先にも触れましたが、人に教えることはできてなくても、何かに向かって自分の言葉で説明するだけでもかなりの効果を得ることができます。(ティーチングテクニック)

勉強法をいくら勉強しても合格はできない

根性論ややみくもな勉強では不安なんです。

私もそうでした。

どうしても、勉強法を模索したくなる時期です。

ですが、勉強法をいくら勉強しても問題は解けません。

私のブログをブックマークしてこまめに見てくださっている数少ない読者と過去の私に伝えたいのは、いまやっている勉強方法はちゃんと根拠があって研究されている技法であり、高効率なものです。

安心して法律の勉強に集中してほしいのです。

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