月額1078円~と驚きの安さで利用できる話題のオンスク、すでにご存じかと思います。
今回はオンスク行政書士講座の効果的な利用法を紹介します。
こちらの記事に目を通してからという前提で書いてますので、まだの方は先にご覧ください。

あくまで岡島流であることはご承知ください。
・オンスクの行政書士講座の特徴、強味・弱みがわかる。
・行政書士試験対策でのオンスクの効果的な活用法がわかる。
・オンスクを効果的に使用することにより、安価で効率的な学習が可能になる。
オンスクの行政書士講座を利用した、安価で効果的な学習法
基本的なオンスクを利用した学習の方法は、
講義を視聴する。直後に講義に対応する問題を解くというのが基本的なスタイルです。
講義を視聴し、初級問題を解いたら次に進んでください。
講義と初級問題だけで試験範囲を一周します。
次は講義⇒初級と中級問題を解く。
同様に講義と初級・中級問題で2周目を終えます。
3周目は講義⇒初級・中級・上級まで問題を解きます。
4周目以降は
問題を解く⇒わからないところ、曖昧な所を講義で確認。
このような流れになります。
講義⇒問題
問題⇒講義
を行きつ戻りつしながら高速で何度も繰り返しが可能な構成となっています。

最低4周もするんですか?行政書士の試験範囲は広くて膨大な量があると聞いてます。できるかな・・・・・。

確かに行政書士試験の試験範囲は広く、学習量は多いよ。
だけど、オンスクなら4周程度なら大して時間をかけずに終わるはずだよ。ここにおすすめできる理由があるんだ。
詳しい話はオンスク行政書士講座の特徴とともに説明した方がわかりやすいので特徴と合わせて解説します。
オンスクの行政書士講座の特徴
- 講義時間全222回(約25.5時間)
- 問題演習全581問
- 一般知識対策がない
講義時間
講義時間は約25.5時間、はっきり言ってめっちゃ少ないです。
予備校が200時間程度の講義時間をとっていることからも、明らかに少ないのはわかると思います。
では、弱点なのか?
否です。
この短い時間ですべてを詳細に解説することは不可能です。
では、何かといいますと重要論点をピックアップして解説しているわけです。
試聴用の講義を見ても明らかで、時間をかけて解説しているところは本試験で問われた内容です。それ以外は実にサックと流しています。
そのため、短時間で法令科目の試験範囲を周回することが可能です。
普通の人は一度や二度聞いただけでは頭に入りません。反復することで記憶に定着させる必要があるわけです。よって、短時間で高速回転ができることは大きな強みです。
慣れないうちは等倍で講義を視聴してもいいのですが、2周目以降は講義の速度を上げていってください。倍速まで可能です。倍速だと講義だけなら半日ほどで全体を一周できます。
ただし、当然ですが穴だらけです。
穴はあるのですが、
- 法令科目の全体像を短期間でつかめる。
- 重要論点を短時間で何周も回転できる。
この2点は非常に大きな強みです。
とはいえ、これだけで合格できるわけではありません。
ただ、要点を抑えているので以後の学習が非常にスムーズに進むはずです。
オンスクの行政書士講座は素早い基礎固めに強みがあるといえます。
演習問題
演習問題の数は581問と一見非常に多く見えます。
が、こちらも少ないのです。
600問近い問題数ですが、基本一問一答形式です。
本試験では5肢択一ですので、実質120問程度となり、過去問2年分程度の問題数しかありません。
はっきり言って全然足りません。
では、弱点なのか?
否です。
一問一答形式の問題はドリルのようなものです。計算ドリルとか漢字ドリル的な小学校でやったあれですね。
講義の内容を理解し確認するためには効率の非常に良い形式になります。もちろん、一度や二度やっただけでは頭に入りませんし、試験範囲全てを網羅的にやっていては周回速度がどうしても落ちてしまいます。そのため、このくらいの問題数がちょうどよいのです。
まずは重要なポイントに絞って頭に叩き込むことが重要です。
わからない問題もあると思います。その時は、すぐに答えを見るのではなく自分のテキスト(オンスクのテキストではありません。)で答えを探します。答えが見つかってもテキストにマーカーで線を引くようなことはしない。答えを探しているときに読んだ項目は意外と記憶に残ります。マークしてしまうとそこだけに目が行きます。一見効率的に思いますが、周辺情報が頭に入りやすいチャンスを自らつぶしています。
テキストに記載がない場合、書き込む、オンスクのテキストを印刷して切り取り挟み込むと良いでしょう。
オンスクの強みはここだ
あまり得意ではないのですが完成図のないジグソーパズルのような感じをイメージしてもらえればわかりやすいですね。
ピースをいきなり全部出して、手当たり次第に組み立てだしても完成するかもしれません。
ですが、外枠のピースを集め、似たような色や配置であろうピースに分けてから組み立てていった方が効率的だと思いませんか?
このピースを分けて、外枠を作る作業が、テキストを選ぶ前に基本書を読むということです。
この過程にこそオンスクの強みが出ていると私は考えています。
もちろんこれだけで完成するわけではありません。はまっていないピースはたくさん残っています。
ですが、初学者の方は特に顕著ですが、この段階まで来るのがしんどい上に、時間がかかるのです。人によってはこの段階にたどり着いた時にはすでに直前期であったりするわけです。
それがスムーズでかつスピーディーに進むことのメリットがどれだけ大きいかわかりますよね?
オンスクの弱み、こういう人にはおすすめできません。
先ほど、特徴でも上げましたが、講義時間、問題数は多くはありません。
そのうえ、一般知識もありません。
決して、内容が充実しているとは言い難いのは事実です。
そのため、一般的な通信教育、通信講座だと思って利用することはできません。
講師やカリキュラムにお任せすればよいという講座ではありません。
教えてもらうことを前提として講座を探している人にはおすすめできません。
ですが、的確に使用することにより安価で効率的な学習ができる講座です。
オンスクの行政書士講座は利用時期が大事
これまでの話で大体の予測はついていると思いますが、オンスクの行政書士講座は使用時期が大切であると私は考えています。
その使用時期とは、学習初期です。
なぜならば、先ほどのパズルを例にしましたが、ある程度完成後の絵が見えてくる程度まで組み立てることができるのであって、完成はしていないからです。
学習初期段階で完成図が見えてくるレベルまでの到達速度を高めるために利用するのが効果的な利用方法であると考えています。
最初の1~2周は時間がある程度かかるかと思います。
が、慣れてくれば比較的ゆっくりと学習を進めても一週間程度で一周のペースで回転させることができます。
オンスクを利用して勉強時間を増やす方法
ウケホーダイ、スタンダードコースで受講すると、講義音声のダウンロードが可能です。この音声講義をスマホに入れておき、移動中や隙間時間に聞きます。
最初のうちは「こんなので頭に入るのか?」と疑問かもしれませんが、気にせずにどんどん繰り返しましょう。家で机に向かうだけが勉強ではありません。隙間時間をいかにうまく使うかが肝になってきます。
オンスクの行政書士講座を主教材として使うのは早い時期ですが、隙間時間に一問一答での確認や講義音声を聞くことは机に向かえない時には積極的にやっていくと爆発的に勉強時間を増加することができます。
注意事項
- オンスクにはWEB版とアプリ版があります。細かいことは置いておいて、PC,スマホどちらでも利用可能なWEB版一択です。
- 雑誌の定期購読のような月額制のサービスです。解約方法を事前に確認しておきましょう。
- 逆に月額サービスのため、まずは一か月お試しで利用してみて合わなければ解約するという使い方も可能
- テキストはプリントして手元に置いておくとよいでしょう、テキストに記載がないところ、説明が甘いところは切り取って挟み込むなどして自分のテキストを中心に育てていきましょう。
- ライトとスタンダードの違いは細かいところは置いておいて、音声のダウンロードができるかどうかだけの違い。長い期間で利用する場合はライトを、短期集中で消化する場合はスタンダードを選択をおすすめします。ただし、長い期間使う場合でも主教材として使うのは遅くとも5月末までにして、その後は答練をやりこむこと。オンスクは隙間時間に利用しましょう。
- 2019年12月現在、民法改正にまだ対応ができていません。とはいえ、それでもこの価格でこのパフォーマンスのため利用する価値は高いのですが、民法部分は別で学習をするようにしてください。さすがに、近いうちに対応してくるはずです。
オンスクの行政書士講座はまだまだ発展途上な側面はあるものの、うまく利用すれば非常に高い費用対効果をもたらしてます。下手な問題集を数買うくらいなら思い切って受講してみましょう。
くどいようですが、講座が合格に必要なすべての要素を提供してくれるというような受動的な方には向きません。講座というより、テキストや問題集同様の独学用の教材の一つだと思って利用するなら、コストだけでなく内容的にも非常に優れた教材です。
公式サイトはこちら月額定額サービス【ウケホーダイ】